Diary of a Madman
たーげぶっふ

2001年5月後半

Nの英会話1年間の軌跡(2001/5/29)
ついにレベル4が正式決定。 昨日の夕方にNに電話で確認したところ、
「おめでとうございます」
との回答。
ようやっとホッとすることができた。 これを聞くまではぜんぜん安心できなかった。 ついでにレッスンの予約もしておいた。 レベルアップのヨロコビのあまり動揺していたせいか、 土曜日の1レッスンしか入れなかったことにあとで気がついた。 なにもひとつだけじゃなくて、あと3つ予約できるんだから、ぜんぶ入れておけばヨカッタと後悔。 レベル4になったことで、レッスンの取りにくさがよりいっそう酷くなっているような感触を受けたのでなおさらである。 この日は、仕事が予想以上に早く終わり、Nの営業時間内に帰れそうだったので、直接Nへ行くことにした。
Nに着くと、勝手知ったるジュリア(仮名)がいてくれてラッキーだった。 思えば、去年のいまごろNへパンフレットをもらいに行った自分を、 強引に捕まえてまんまと入学させてしまったのはこの人である。 ここから自分の英会話ストーリーが始まった。
去年の6月に「7A」からスタートして計52回のレッスン(うち2回が消化試合)で、10月終わりころようやっとレベルアップの推薦をもらう。 7Aの壁は想像以上に厚く感じられた。
「6」では計34回のレッスンで今年の1月初めにあっけなくレベルアップの推薦をもらう。テキストでまだやってないところがたくさんある段階だったのでビックリしたのを覚えている。
「5」では結局、計55回(うち消化試合1回)で今回のレベルアップ。
Nへ通い始めて、ほぼ1年で「4」へ上がることができた。 平日とかにもちょくちょくレッスンできていたのならともかく、 週末の土日と祝日のみのレッスンだけでよくここまでこれたものだと我ながら感心してしまう。 今の会社を辞めたい一心が、途方もないエネルギーを生んだのか? もともと昔から英語が好きだったし、レッスンを苦痛に感じたことはなかった。 英語がうまくなりたいという自分の意気込みと熱意は、 外人講師にも充分伝わったような気がする。 Nの採点基準に「お笑い」の項目はないけれど、つねにレッスンにお笑いを持ち込んできた。 レッスンを思いっきり楽しんでやるという姿勢が好印象になって、 プラスに作用していたのではないかと勝手に想像している。
ジュリア(仮名)と思い出話などをしつつ、 残り3つ分の予約と、新しいテキストを購入した。 うちに帰ってテキストを開封してみると、 字がいきなり細かくなって、文字の分量が増えているのにビビってしまう。 果たして、これからのレッスンにちゃんとついていけるのかどうか? 思いっきり不安になってしまった。 スタッフの人からは、
「外人講師も次のレベルで充分についていけると判断してレベルアップを決めたのですから大丈夫ですよ」
と言われたけれど。
果たしてどうなるかは今後のお楽しみということで!
レベル4への筆記試験(2001/5/28)
最近、物忘れが激しい。 ふだんから忘れっぽいんだけど、このところその症状が著しく悪化している。 ある日、自転車をある場所に止めておいたときに、 鍵をかけたのはいいのだけれど、鍵を抜き取るのを忘れてしまったらしい。
いろいろと用事をすませている最中に突然、自転車の鍵がないのに気がついて泡くった。 いつもズボンの中に鍵を入れて歩いているので、どこかに落とした可能性もあった。 来た道をたどって探したけど、鍵は見つからなかった。 自転車をおいた場所へ戻ってみると、自分の自転車は無事にあった。 鍵はしっかりささったままだった(大汗)。 「どうぞ盗んでください」状態だったが、奇跡的に無事だった。 冷や汗モノの記憶喪失である。
★ 5月26日(土曜日) ★
休日出勤でヘトヘト。 帰りの電車では爆睡。 会社の帰りに地元の長崎屋へ寄り道したら、 1Fの食品売り場でマンゴ・プリンの試食が行われていた。 突然、プリンを食べている紳士がわしのほうを振り返った。 紳士はNの講師だった(汗)。
こんなところでなにやってんだー(汗笑)!
しばらくの間、英語でお話。 レベルアップのテストをまだ受けてなくて、レッスンの予約ができない状態にあったので、 英語をしゃべりたくてうずうずしているときにちょうどいいタイミングだった。 こんなわしでも、スーパーの中で外人と物怖じすることなくお話できるようになったのだ。 自分の成長を実感できて、ちょっぴり嬉しい瞬間であった。 ザマミロと思いましたね(何に対して?)。
夜にレベルアップ・テストの勉強をする計画だったのだが、 疲労が酷くてとてもそんなことできる状態にはなく早々と寝た。

★ 5月29日(日曜日) ★
レベルアップ・テスト当日ということで、 朝からマリナーズ対ロイヤルズの中継を見ながら、テキストの復習に励む。 文法とボキャブラリーをチェックしていく。 予想以上に時間がかかってしまい、全ユニットを網羅したら午後2時ちょっと前になってしまった。 一夜漬けならぬ朝漬け?
おなかはぜんぜんすいてなかったので、昼ご飯抜きでNへ。 レベル4ともなると、受付での対応もぜんぜん違うような気がした。 「レベル4!すごいですねえ」
とか
「ものすごく努力されたんですねえ」
とか、やけにちやほやされてしまった。まだ正式に決まったわけではないのに(汗)。
ペーパーテストは時間制限なしで50問。 全問4者択一。 文法的知識だけでは解けないような問題とか、 その人の英語的センスを試すような問題がけっこうあった。 とはいえ、このへんのパターンは前回レベル5へ上がるときのテストですでに体験済みだったので、 落ち着いて対処することができた。 過去完了形、現在完了進行形、仮定法をちゃんと理解しているかどうかを試す問題が多かった。 "Reported speech"に関する問題は意外に少なかった。 今朝の勉強が役に立った問題もいくつかあって救われた。 解答に迷う問題もあって、結局50分くらいかかって全問解けた。 70%以上合ってれば合格なのだが、下駄を履くまでわからない。
試験を受けている最中に、よその部屋で行われているレッスンの声が聞こえてきて、なかなか面白かった。 自分がレッスンを受けているときは、よその部屋のレッスンの内容まで気にしている余裕はないけど、 一人で狭い部屋に閉じ込められていると、今まで見えなかったものが見えてきた。 とくに7Bあたりの初級レベルのレッスンが興味深かった。 外人講師も簡単な単語でゆっくりしゃべっていたし、 つっこみもぜんぜん軽いし、 思いっきり手加減している様子がわかった。 わしも、最初のころはああいうまったりしたレッスンを受けていたのかなーとか。 1年足らずでよくここまでこれたもんだ。 などと、問題を解きながら、ひとり感慨にふけってしまった。
テストの結果は本日の夕方に判明する。 結果を聞くのが怖いな。。。
ついにレベル4!?(2001/5/22)
まったりした週末にも、ひとつだけ心躍るできごとがありました。 この瞬間がこんなに早くやってくるとは!
★5月20日(日曜日)★
英会話は11時40分からなので、朝はゆっくりのんびりと過ごす。 今日もよい天気。 早朝からBSでシアトル・マリナーズ対ニューヨーク・ヤンキースの中継をやっていたらしい。 寝坊したために、放送がとっくに終わったあとでその事実を知る。 ボストン・レッドソックス対カンザス・シティ・ロイヤルズの試合は途中から見ることができたが、 野茂がボコボコに打たれてしまい、早い段階で興味を失う。 この日は日本人選手にとって厄日だったようで、 イチローは連続ヒット記録を23でストップしてしまい、おまけにデッド・ボールまでくらってしまう。 吉井も滅多打ちされ、ノックアウト。 新庄は足の具合が悪くて出場なし。 なんとなくブルーな気分のままうちを出た。
今日のレッスンはシーナ→アンドレア。
シーナはなんとなく久しぶり。
"If you 〜, I will 〜."(あなたが〜するなら、わたしは〜をしよう)
の形を勉強する。以前にもやったユニットなので文法的なことは楽勝。 このごろは前にやった個所をもう一度やらされるケースがだいぶ多くなってきた。 しかし、頭がまだ寝ぼけているせいか、つまらないところでイージー・ミスを連発して赤面。 ほんとうの自分の実力は「7C(Nでもっともやさしいレベル)」なのではないか、とあやしんでしまう。 自分的には決して出来のいいレッスンではなかった。
2レッスン目のアンドレアはうちのNに最近やってきたカナダ人女性。 自分と同い年であることを知ってびっくりしてしまった。 彼女の場合、白人にしては珍しく実際よりもとても若く見えるのだ。 Nのレッスンののっけはたいてい世間話で始まる。 サッカーくじの話で盛り上がっているときに、アンドレアは僕に向かって
「そうえいば、シーナからプレゼントを預かってきたわ」
「へ?」
一瞬何のことかわからなかった。 彼女が差し出したものはレベル4への推薦状だった。
うっそー!信じられないー!こんなに早く上がっちゃっていいの?
あまりにも突然のできごとに頭の中が真っ白。 興奮のあまり体中が熱くなってきて、汗が噴き出してきた。 推薦状をよく見てみると、もう一人の推薦者はここのヘッド・ティーチャーであるマークだった。 約一ヶ月前にエルヴィスの伝記をやったときに、彼は推薦を決めたようだ。 あのときはたいして出来がよくなかったのに、なんだか恐縮してしまうなー。 二人目の推薦までにずいぶんと時間がかかっているのが気になった。 きっと、自分のしゃべり英語が文法的にめちゃくちゃなのと、語彙があまりにも幼稚だったので、 他の講師からは推薦を敬遠されていたに違いない。 あれから自分の英語は、そんなに進歩しているとは思えないけど。 今年の1月初めにレベル5に上がってから、レッスン数にして55回、 約4ヶ月半でレベルアップ。VOICEへは一度も行かなかった。 ほんとに上がっちゃっていいの?という感じである。 自分の予想では少なく見積もっても、レベル5はレッスン数にして100回くらいかかるのではないかと見ていた。 一朝一夕で語彙は増えないし、しゃべりの文法的ミスも直るわけがないので。 ぼくよりもはるかに英語がうまい知り合いの生徒さんが、ほぼ毎日レッスンに通っていて、 レベル5から4へ上がるのに4ヶ月かかっていたのを知っていたのでなおさらである。 なんだかバチが当たりそうだ。
このアンドレアのレッスンで何をやったかは、あまり覚えていない。 それだけ驚きと興奮のあまり自分は混乱していたのであろう。
レベルアップの筆記試験は翌週に受けることにした。 あまりにも突然のことだったので、心の整理ができていなかったというのもあるし、 どうせ受けるなら、きっちり復習してからにしたかった。 きっと、試験はめちゃくちゃ難しいに決まっているので。
今度の週末に受ける筆記試験の出来如何によって、レベルアップが正式に決まる。 ああ、勉強する時間が欲しい!
ちなみにNのHPによると、レベル4の英語力は
「基本的な文法、構文はきっちりと把握し、海外での生活にも大きな支障はありませんが、英語のリズムにまだ慣れきっていません。語彙や表現力を養う必要があります。」
ということらしい。 確かに、ボキャブラリーをさらに養う必要性を痛切に感じている次第である。