Diary of a Madman
たーげぶっふ

2001年8月前半

教育制度に文句!(2001/8/9)
◆ 先月一杯でNのスティーブがうちのNから去ってしまった。 よそのブランチに移っただけなので、voiceに行けばまた会えるけど。 おかげでうちのNに英国人がいなくなってしまった。
「講師と生徒がレッスン以外で一切付き合ってはならん」
という掟はなんとかならないものか。 講師が学校を去るときくらいは、せめてお別れ飲み会を催すくらいのことは許してほしい。 お世話になったのに、サヨナラも言えずにお別れとなってしまうのはなんとも心苦しい。 Nの講師は異動が頻繁にある。 仲のいい講師が去っていくたびに、いつも後味の悪い思いばかりが残る。 講師もわしらもロボットではない。 感情を持った人間なのだ。 そろそろ理解してほしいな>N。
◆ 外国語はコミュニケーションのツールである。 極めることによって単なる道具・手段から武器へと進化する。 まだまだ自分の英語は武器の領域へは達していない。 上を見ればキリがないけど、まだまだ磨く価値はある。 ガンガンいくっすよ!
◆ 勉強したいことがいっぱいある。 勉強という言葉には、「進学・受験」という暗いイメージがつきまとってよくない。 自分の場合は「知的好奇心を満足」させたいとでもいおうか。
日本の教育って、子供たちの夢を奪いとって洗脳してサラリーマンを量産するための工場。 音楽家になりたい!とか野球の選手になりたい!とか、子供たちはいろんな夢を持っている。 でも、日本の教育システムは好きなことだけをやらせてはくれない。 キライな科目、苦手な科目もとりあえずやらなくちゃいけない。 そうこうしているうちに、いったい自分は何をやりたいのかわからなくなってくる。 秀でた才能をつぶして、平均化したオールマイティな人材を作り出す。 これが日本の教育。 70年代高度経済成長期のころまでは、そのやり方でよかったのかもしれないけれど。 今となってはいろんなところにひずみが出てるし、ツケがまわってきているよね。
◆ 大人になってから自分のやりたいことが見えてくる場合もある。 大人になってから勉強したいことが見つかることもある。 でも、勉強したくてもなかなかできない。 会社を辞めて大学に行きたくても、そのあとの受け皿とかなんにもないよね。 大きなリスクを背負うことになってしまう。 つくづくアメリカの教育制度とか社会の受け入れ態勢がうらやましく思えてくる。
◆ K泉内閣が掲げる構造改革の重点分野に「教育」も入っているよね。 だれもが夢を持てる教育に改革してほしいものだ
おれってアダルト・チルドレン?(2001/8/8)
最近、ある病院のHPにアダルト・チルドレンに関する記事が載っていたので、 なにげなく読んでみた。
「アダルト・チルドレン」っていうと、その語感から「大人になりきれない子供みたいな人」とかを連想してしまいがちだけど、 「アルコール依存者の子供として育ち、現在は成人に達した人」のことを指すらしい。 どうやら"Adult Children of Alcoholics"の前半部分だけが日本語化してしまったみたい。 この場合"alcoholics"のほうが重要な意味を持っている単語なのに、なぜゆえに抜け落ちてしまったのだろうか? 予備知識のない人にとっては誤解しやすいコトバだなあ。背景がわからないじゃん。 わしも間違ったほうの意味でずうっと認識してました。
もしかすると、アルコール問題を抱えた家庭以外でも、幼児虐待とか似たような悲惨な状況の家庭が数多く存在するので、 アルコール以外の問題を含めた幅広い意味で「機能不全家庭に育った人」を指すようになり"alcoholics"が抜け落ちたのかもしれない。
英語の世界では"adult children"というと、単に「成人した誰々の子供たち」っていう意味になる。 「機能不全家庭に育った人」 の意味でネイティヴ・スピーカーに対してこの言葉を使っても通じないだろうな。 こんどNOVAで試してみようっと。
おっと話がそれました。
それでもって、アダルト・チルドレンの特徴の徴候がそのHPに列記してあった。 自分の性質を照らし合わせてみると、多くの点で合致するので焦ってしまった。
◆自分の判断に自信がもてない。→○
◆常に他人の賛同と称賛を必要とする。→△
◆自分は他人と違っていると思い込みやすい。→○
◆傷つきやすく、閉じこもりがち。→○
◆孤独感。自己疎外感。→○
◆感情の波が激しい。→×
◆物事を最後までやり遂げることが困難。→○
◆習慣的に嘘をついてしまう。→×
◆罪悪感を持ちやすく、自罰的、自虐的。→○
◆過剰に自責的な一方で無責任。→○
◆自己感情の認識、表現、統制が下手。→○
◆自分にはどうにもできないことに過剰反応する。→○
◆世話やきに熱中しやすい。→○
◆必要以上に自己犠牲的。→○
◆物事にのめり込みやすく、方向転換が困難。→○
◆衝動的、行動的。そのためのトラブルが多い。→○
◆他人に依存的。または逆に極めて支配的。→○
◆リラックスして楽しむことができない。→○
うーむ。
18個の特徴のうち15個が自分に当てはまる。8割3分3厘! イチローやテッド・ウィリアムズもびっくりの高打率である。 うちの親はアルコール依存症とはぜんぜん無縁だし、 親から虐待を受けた記憶もない。 なのに、なんでこんなに多くアダルトチルドレンの特徴をもっているのだろうか? 幼児期になんらかの形で受けたトラウマが、なにか悪さをしているのかもしれない。 それとも、直接的でなく巧妙なかたちで知らないうちに虐待されていたのだろうか?
さらにこのHPを読み進めていくと、解離性障害、外傷性精神障害とかわけのわからない症状が書いてあって、 考え出すと怖くなってきた。 ぼうっとしている状態、空想にふけっている状態、白昼夢のような状態とかよくなるんだよね。 「家庭の医学(ホームドクター)」を読むと、単なる風邪の症状でもガンに思えてきたりすることがあるので、 あまり気にしないのがいいのかもしれない。
All work and no play, makes Jack a dull boy.(2001/8/6)
「勉強ばかりして遊ばないと子供はバカになる。」
なかなか含蓄のあることわざだと思う。 子供だけじゃなくって 大人だって、年がら年中仕事ばかりしてたんじゃ人生つまんない。 時には楽しまなくっちゃ、このまんまだとほんとうに退屈な人間になってしまう。 頭が腐ってしまいそうだ。
貴重な週末に休むことも許されず、なにが楽しいのだろう? ふだんだって、その日にやるべきことを全部やリ終えたのに、一足先に帰ろうとすると白い目で見られる。 いつまでこんなくだらない環境にいなくちゃならないんだ。 一度しかない自分の人生、貴重な時間が台無しじゃないか。 おれには人生を楽しむ権利すら与えられないのか。 "All work and no play"を強いられている今の環境を変えたい。
人生を変えたい!
だから変えるために努力するんです!
ああ、文化が恋しい。自然が恋しい。飛行機が恋しい。ゆとりが恋しい。心のやすらぎが恋しい。
★8月4日(土曜日)★
休日出勤でつぶれた1日。 朝に目覚めたときの体調の酷さといったら! 一週間分の疲労が全身に残り、鉛のように体が重く感じられた。 体をひきずるように早朝6時半にでかけて、這うようにして夕方6時過ぎにうちに帰ってきた。 夜に外で焼き鳥で一杯やろうという計画もあったのだが、 自分の疲労度はそれどころではなかったのでご辞退申し上げた。 うちでその晩に飲んだビールがやけに苦く感じられた。 疲れの度が過ぎるとビールが美味しくない。 喉が乾いていたにもかかわらず。 やばいね。いやだいやだ。
★8月5日(日曜日)★
朝9時に起きた。疲労がぜんぜん抜けていない。 肝臓のあたりがずっしりと重い。 鏡を見ると、顔がむくみ眼光も鈍く、まるで老人のよう。 歳のせいか?疲れの回復が目に見えて遅くなっているような気がする。
午前中は2週間ぶりの英会話で2レッスン(トニー→ライアン)。
先週の週末は厚木の基地祭とTOEIC受験があったので、英会話はやらなかったのだ。 まだ頭が半分寝ている状態での英会話はキツイものがあった。
トニーのレッスンでは、 空港や飛行機内のアナウンスを聞き取る練習をした。 自分の得意分野である。ラッキー! レベル4では、どういうわけか飛行機の話題が多くてうれしい。 空港や機内でありがちな、出発機遅延のお知らせとか、機長の挨拶とかをトニーが読んでそれを聞き取る。 わりと長めのアナウンスなので、最初のほうに聞いた内容をどんどん忘れてしまい焦る。 トニーが読み終わった後に、内容について質問されたのだが、答えられないところがけっこうあって赤面。 内容はちゃんと聞き取れているのに、質問されるときまでその内容を覚えてられないというのが悔しい。 このレッスンでまっさきに思い出されたのが、 TOEICのリスニング恐怖のパート3・4。 あのときのニガい記憶が走馬灯のように脳内を駆け巡った。
そう、これが自分の最大の課題。 英語を聞き取る耳はもっているんだけど、 その内容を覚えていることができない。 記憶を持続させる練習をしなくてはならないのだ。 ここを克服しないとTOEICで高得点は望めない。
TOEICのにがい思い出が生々しいうちに、課題を思い出させてくれたトニーには感謝!
ライアンのレッスンでは"Inside Story"というユニットをつかって、
"〜force 〜 to do"
"〜allow 〜 to do"
"〜let 〜 do"
"〜make 〜 do"
といった使役動詞の表現を練習する。
ライアンは顎鬚をキレイさっぱり剃ってしまった。 髭がなくなると、けっこう童顔でかわいい。 この日のライアンは酒臭く、どう見ても二日酔い状態。 レッスンの間中ずうっと体がだるそうだった。 幸いにも同じレッスンの生徒さんに女の子がいなかったので平等に話を振ってもらえたけど。 どうにかならんのかね。
英会話が終わったあとは、近所のとんかつ屋でランチ。 久しぶりに家族水入らずで美味しい食事を楽しむ。 午後に緑園都市で食料品の買い物をしたあと昼寝。 体が睡眠を渇望しているのがよくわかる。 目を覚ましたら、うっすらと夕暮れになっていた。
というわけで、 疲労が酷くて体も頭も思うように動かず、 やりたいことがたくさんあったのに何もできなかった週末であった。 そこで、冒頭のことわざを思い出したのだ。 人生は短いのだ。 このままでいいのか!
生まれて初めてTOEICにチャレンジ(2001/8/3)
★7月29日(日曜日)★
試験会場は町田にある玉川大学工学部キャンパス。 初めて行くところだけに所要時間がわからないので早めにうちをでる。
行きがけに選挙の投票を済ませることにした。 今回の参院選も魅力のない候補者ばかりだし、争点もあいまい。 消去法で誰に入れるかを決めなくてはならないのはあいかわらず。 投票率がかなり低かったというのも頷ける。 ぜったいこの人に自分の一票を入れたい! と思わせてくれる魅力的な候補者に一度でいいから出会ってみたいものである。
サクッと投票を済ませたあとは、大和経由で小田急に乗って玉川学園前まで行く。 電車の連絡がやたらとスムースでずいぶんと早く現地に着いてしまう。 玉川大学は緑に囲まれ建物も立派で、やたらとお金持ちそうな学校であった。 受付開始は午後12時からなのだが、駅前のマクドで時間をつぶしてもなお、それよりも前に会場に着いてしまった。 試験を受ける教室と席はあらかじめ決められていた。 試験開始まであと1時間以上もある。 暇つぶしに、 教室前のベンチで持参したTOEIC用の単語集で試験直前の悪あがきをする。 教室には冷房が効いていて一安心。 リスニングの試験のときは、外部の騒音を防ぐために窓を全部締め切ると知らされていたため、 冷房が効いてなかったらどうしよう?と不安になっていたのだ。
試験のガイダンスが始まったのは1時過ぎ。 完全に待ちくたびれてしまった。 試験官は明らかに大学生のアルバイト。 わしらの教室では女の子ふたりが担当していたけど、両方ともなんだかオドオドしてたなあ。 試験の説明はすべてテープに録音された音声によって行われた。 これにはちょっと驚き。 全員が平等な条件で試験をうけられるようにするための配慮なのだろう。 ラジカセから再生される音声は、教室の壁に音が反響してしまい、モコモコとこもった音質でとても聞き取りにくかった。 リスニングでちゃんと聞き取れるかどうか不安になってきた。
1時45分に試験が始まった。 音声はやっぱりモコモコで聞きにくかった。 女性の声のときはまだましなのだが、男性の声のときは完全にこもってしまう。 聞き取るのに、ふだん以上に神経をとがらせて集中しなくてはならなかった。 脂汗がじわりとでてくるのがわかった。 リスニングのパート3、パート4に突入すると、もうパニック。 当てずっぽでマークシートに答えを埋めていくところ続出。
リスニングが終わると間髪おかずリーディングのテストに入る。 パート5、6は順調にこなせたのだが、 最後のパート7で予想以上に時間を食ってしまい、 結局、全問を解き終わらないうちに3時45分タイム・アップ。
ものすごく疲れた。ぐったり。頭が痛い。 脳みその形が変形したのではないか!?と思えるくらい久しぶりに頭を使った。 その日の間中、軽い頭痛が止まらなかった。
TOEICの感想:
こんなに恐ろしい試験だったとは! ある程度はうわさで聞いて知ってはいたけれど、 恐ろしさは想像をはるかに上回っていた。 この過酷さは実際にやってみないとわからない。 NOVAで順調にレベルアップしてきたことによって、 自分の英語に自信をつけてきたのだが、 そんなもんは一気に吹っ飛んでしまった。
とにかく迷っているヒマがない。 リスニングは、迷っているうちに次の問題が始まってしまうし、 リーディングも迷っているうちにどんどん時間がなくなってしまう。 どう考えてもわからない問題に対しては、短時間で諦めて、あてずっぽで答えるくらいの潔さが必要なのかもしれない。
今回は特に試験対策をやらない状態で試験に挑んだのだけど、 やはり甘かったようだ。 とりあえず前日の晩に「TOEIC Freinds」で、 どういう形で出題されるのかをざっとチェックしたのみ。 試験の傾向や対策等を把握して、あらかじめ戦略を立てて試験に挑まないと高得点は難しい。 いわゆる受験テクニックも、ある程度必要だ。 特にリーディングの時間配分はあらかじめ決めておかないと泡を食う。 リスニングのパート3・4についても、
音を聞く前に設問を読むべきか?
音を聞きながら読むほうがいいのか?
それとも、音が終わってから読むほうがいいのか?
作戦が見えないまま試験に突入したのも敗因。
おそらく結果はボロボロ。 目標の半分も取れていないだろう。 9月にまた試験があるので、リベンジといきたいところだが、 あの過酷さは当分味わいたくない。
でも、おかげで何をやらなくてはいけないのか?今後の課題がハッキとわかった。 「楽しみながら英語をやる」という基本姿勢は変えないけど、 その中にも「厳密さ」と「スピード」を加味させる必要性を痛感した。 NOVAでリスニングは鍛えられるけど、リーディングは自分でやるしかない。 英文法をもう一度復習しなおさないと、パート6も苦しい。 速読の練習に英字新聞を読むのはいい訓練になっているのでこれは続けるとして、 ボキャブラリー・ビルディングのために精読にも時間を割く必要性を感じた。
うーん、英語に接する時間が足りない!
英語する時間が欲しい!
厚木基地Wings & 祭2001(2001/8/1)
7月28日土曜日に厚木基地の航空祭「Wings & 祭2001」へ行ってきた。 午前中に相模大塚→臨時バス経由で基地に潜入。 基地内に相鉄バスがぐるぐる走っている光景は何度見ても味わい深いものがある。 お天気は曇り空で気温があまり上がらず、過ごしやすくて助かった。 基地の端に6機ほど駐機しているトムキャットの姿がさっそく見える。 この時点ですでにウットリ夢心地。 バスを降りて手荷物検査を受けた後、 さっそく飛行場に展示してある飛行機をかたっぱしから写真に撮っていく。 期待していたF−16やAV-8がいないのは寂しい。 海兵隊のF/A-18は1機のみ。 空軍のF-15は2機。 生まれて初めてA-10にお目にかかれたのはラッキーだった。 A-10はかつて「大戦略」というゲームでたいへんお世話になった飛行機。 とても愛着のある飛行機なのだが、なかなか実物に接する機会がなかった。 なんてたってゲーム上でのA-10は最強の対地上攻撃力を誇っていたのだ。 米空軍の巨大な輸送機C-5の機内を見学できた。 お行儀よく並んでいれば、コクピット内へも入ることができたようだ。 空自のF-15、F-4、T-2は例年になく人気になっていたような気がする。 毎年、空自の戦闘機関係に対する関心度が低いらしくて、まわりに人が少なく写真も撮りやすかったのだが、 今年は、空自機の周りにいっぱいの人だかり絶えなくて撮りにくかった。 米軍関係の外来機メンバーが寂しかったせいに違いない。
CVW-5のCAG機はおおむねそろっていたけど、S-3Bのみ普通の塗装のNF710だった。 今回のイベントでもっとも見たかったのはF-14のCAG機NF100。 間近で見ると、機体に汚れや傷が目立ち意外に年季が入っている。 とはいえ、誰も見ていなかったらNF100に頬擦りしていたかもしれない。
今年はデモ・フライトが行われないために観客の入りは例年よりもかなり少なかった。 人がいない分飛行機の写真は撮りやすかったが、やはりイベントが少なくメリハリのない航空祭に感じられた。 午前11時ころに管制塔前の小さなステージ上で、日本とアメリカの国歌斉唱と米海軍厚木基地司令官殿の挨拶が行われた。 いつもこの基地祭の司会やデモフライトの実況をする日本語がえらく達者なアメリカ人のオジサンの姿もなかった。 写真を撮りつつも飛行場にずらりと並んでいる屋台も一通りひやかしていく。 買い物は日本円でもドルでもOK。 VF-154"Black Knights"のブースでTシャツを購入。 "Black Nights"のパイロットさん4人に購入したTシャツへサインを書いてもらう。 ほんの少しだけど、パイロットさんとお話できた。 別の屋台でアメリカのビール「ミラー」を買うために英語で注文したら、
「あなた英語じょうずねえ」
とアメリカ人のオジサンに日本語で言われてしまう(大爆笑)。 「飛行機」と「英語」と自分の好きなものがたまたま結びついているのだ。 米軍主催のお祭りだけに、たくさんアメリカ人がいる。 しかも憧れの戦闘機パイロットがうじゃうじゃいる。 彼らとコミュニュケーションをはかることによって、お祭りの楽しさも倍増するのだ。 日本にいながらにしてアメリカの雰囲気が味わえる航空祭は、病みつきなんてもんじゃございません。
朝ごはんを抜いていたので、たった1本のビールでグルグルに酔いが回ってしまった。 昼ごはんは屋台のハンバーガー、ホットドッグをいただく。 今年のビールは円安の影響か?やや高めで250円(2ドル)。 ホットドッグ150円。 ハンバーガー150円〜200円くらい。 これらの味はほんとにアメリカン。大きさもアメリカン。 野菜とかぜんぜん入ってなくて肉とパンのみだけど、 お肉の食感がモチモチと歯ごたえがあってお肉自体の味がする。 日本のスーパーで売っているソーセージやマ○ド○ル○の肉とはぜんぜん別物。 屋台の後ろで大きなバーベキューセットでお肉を焼いてくれる。 見た目は焦げ焦げだけど、焼きたては外側がサクサク、中身はジューシーで美味い!! 飛行場内に設置された米軍系の食べ物屋台は例年より少かった。 盆踊りが行われる運動場の方に多く設置されていたようだ。
写真を一通り撮り終え、屋台めぐりも一段落するとやることがなくなってしまった。 飛行展示がないのはほんとうに困りものだ。 滑走路ではときたま海自P-3Cが通常任務による離着陸があるのみ。 午後3時過ぎころに飛行場に見切りをつけ、場所を運動場へと移すことにした。
基地内の通りは緑が多く快適。基地内のゴルフ場を見渡すことができてゴージャスな感じ。 建物の雰囲気もアメリカっぽい。 運動場の特設ステージでは第七艦隊バンドがサウンド・チェックを行っていた。 運動場の周りにはたくさん米軍関連の屋台ができていて、ある意味では飛行場よりもにぎやかなような気がした。 運動場の中央には盆踊り用のやぐらができていた。 芝生に寝そべって第七艦隊バンドの演奏を楽しむ。 今年はジャズとラテンに絞ったオトナの選曲で、大いに楽しませてもらった。 例年だとロックありディスコありの何でもありで焦点の定まっていない選曲だったのだが、 やはりビッグバンドにはジャズがいちばん合う。 チャゲ&飛鳥の「セイ・イエス」が日本語ヴォーカルで演奏されると会場もいちだんと盛り上がってきた。 ヴォーカルの彼は去年ここで美空ひばりの「川の流れのように」を歌った人だ。
第七艦隊バンドのステージが終わると盆踊りが始まった。 米軍基地で行われる盆踊りはいったいどんなものなのか? ひじょうに興味があったのだが、ふたを開けてみれば 地元の町内会のご婦人と思われる人たちが浴衣姿で民謡にあわせて踊るという、 どこにでもあるふつうの盆踊りであった。
運動場の隣にあるファースト・フードのお店に入ってオミヤゲを買う。 ひとつの建物の中にタコベル、サーティワン・アイスクリーム、フライドチキンの店(ポパイ)、サンドイッチの店、 ピザの店(アンソニーズ)が入っていて、マクドナルドだけ別の独立した建物にあった。 雰囲気はアメリカそのもの。メニューの看板もこてこてのアメリカン。 自分はピザ、タコス、サンドイッチを購入する。 ペパロニ、イタリアンソーセージのピザは1切れ250円。といってもかなりデカイ。 丸ごと買うと1300円強くらい。 ビーフタコスは106円。 ロビンフッドと呼ばれるチーズ、ハム、オニオン、レタスのサンドイッチは500円。 ライ麦パンと白いパンがチョイスできたので色つきパンのほうを買った。
Wingsといえば、いつもならば土日の両方見たいと思う。 今回のようなデモフライトのないWingsは「1日だけで充分」 というのが率直な感想である。 お祭り当日よりも、前日の外来機飛来や後日の帰りのフライトのほうが見てみたかった。 一刻も早くデモフライトのあるWingsに戻って欲しいものだ。