- NOVAのVOICEにもレベル分けは必要!?(2001/10/10)
- 世の中は3連休でしたが、珍しく自分も3連休できました。
特別に遠出もせず、地元でのんびりと過ごしました。
特筆すべきイベントはありません。
強いて言えば英会話だけは連休中にキッチリこなしました。
★10月6日(土曜日)★
ほとんどを英会話に費やした1日。
まず午前中に通常レッスンをふたつ(ニール→ケヴィン)。
ニールはシアトルからやってきたアメリカ人。
つい最近うちのNに登場したのだけど、レッスンで当たるのは今回はじめて。
柔術をやっているらしい。どおりで髪が短いわけだ。この人の頭は、いわゆる5分刈りなのだ。
彼が習っている武道は、グレイシー一族がやっているブラジルの柔術とはちょっと違うらしい。
彼はギターを弾けるらしく、ジャズとロックを融合した音楽をやっていると言っていた。
試しに「わしはクイーンズライクが好きなんです!」と言ってみたら、
彼のほうも「おれも〜!」と好反応。
クイーンズライクといえばシアトル出身のバンドなのだ。
彼らの作品では「Operation:Mindcrime」が好きという点でも意見が一致した。
やったね!また音楽の好みが合う講師と出会うことができた。
格闘技の話もできそうだ。
そのほかにもシアトルやTOEICの話題でレッスンの半分ほどを雑談で過ごしてしまう。
レッスンの本題では、"If 〜"、"Unless〜"など、レベル4ではおなじみのConditions。
"Energy Crisis"というエネルギー問題を扱ったユニットを使って、
リスニングの練習やエネルギー問題についてのフリー・ディスカッションを行った。
2レッスン目はケヴィン!
うちのNの名物講師が約4ヶ月ぶりについに復活!
しばらくの間、よそのブランチに移っていたらしいのだがとうとう戻ってきた。
彼曰く、
「4ヶ月間バケーションに行ってたんだよ。仕事はないし、おやつばっかり食べてたんで太っちゃったよ」
と冗談言っていた。
これでうちのNがより賑やかになるだろう。
彼のような説明が上手な講師が戻ってきてくれるのは大歓迎だ。
レッスンでは
"A Funny Thing Happens To Me"というユニットで、、"Do"と"Make"の使い分け方(?)を学ぶ。
ケヴィンがストーリーを読んでいき、ところどころで読むのを止める。
止まったところで、ストーリーを想像しながら生徒サンが思い浮かんだ語句を当てはめていく。
お話が変なほうへ脱線したり、まともなほうへ戻ったりでなかなか面白かった。
実際のテキストに出ているストーリはほんとうにへんてこりんなお話だった。
通常レッスンが終わった後、いったんNを出て横浜へCD屋めぐりしに行く。
気になる新譜を何枚か購入。
お昼ごはんに某牛丼屋で安くなったカレーを食べる。
胡椒みたいな匂いがきつくて、いまいち好きになれなかった。
牛肉がごろごろ入っていたけど、かまわずいただく。
安いカレーで狂牛病にかかったら悲しいなと思いつつも。。。
どうせ発病するなら高級な焼肉のほうがいいなあ(汗)。
この店で味噌汁を作っている現場をたまたま見てしまった。
うーん。ここの味噌汁は今後食べたくないなあ。
午後4時過ぎから始まるVOICEに出席するために、また地元へ戻る。
横浜へ出かけるときはVOICEのことは頭になかったのだけど、
有効期限までにチケットを全部消化できるかが急に心配になってきた。
今年はまだ1度しかVOICEに出ていないのだ。
4時5分から始まるVOICEにちょっとおくれて参加。
この日は4コマすべてに居座る(ニール→ケヴィン→サーシャ→ソーントン)。
「Club 7(初心者向けVoice)」のあとだけあって、初心者の生徒さんがいっぱいで大盛況。
ニールとケヴィンの回はゲーム。
生徒サンの間では日本語が飛び交い、場違いなところに来てしまったのではないかと唖然。
うむむむ。
雰囲気的にはかなり盛り上がっていたけど、
大騒ぎしている初心者の人はゲームしに来たんだか?英語しゃべりに来たんだか?
彼らはゲームで勝つことのみに喜んでいるみたいで、
英語うんぬんは完全にどっかへ行ってしまっている感じ。
大っぴらに日本語で相談しているのだもの。
ただでさえゲームのときは英単語だけとかアルファベットだけとか、
しゃべれる範囲がかなり限定される。
さらに日本語が横行したら、いつ英語しゃべれるんでしょう?
英語を発散しにきた自分にとっては、ものすごく損した気分になってきた。
サーシャの回になって、ようやっと英語でしゃべれる雰囲気になり、
ソーントンのときは完全にフリーディスカッションとなった。
いままでゲームの勝ち負けに大騒ぎしていた人たちは、急に静かになってしまった。
やれやれ。
VOICEには、レベル分けはない。
あまりにも生徒サンの実力に差があるとき、
どちらかが我慢しなければならず、我慢した側がストレスをためる羽目になってしまう。
VOICEにも、ある程度大まかなレベル分けは必要なのではないだろうか。
たとえば、自己申告制で初級・中級・上級くらいに分けてもいいと思うんだよね。
いよいよ、よそのVOICEへ遠征しなくてはならないカナ。
知らない講師・生徒サンばかりという状況も苦手だけど、
お金と時間を無駄にしないためには腹をくくる必要があるかも。
- 北海道ぶらり旅最終回(阿寒湖・釧路湿原編)(2001/10/4)
- 北海道の旅から戻って以来、禁酒を続けています。
人間ドックがもうすぐなので。
そろそろ禁断症状が出てくるころかな?と心配していたんですが、
意外に平気です。
飲まないなら、飲まないでぜんぜん大丈夫。
自分でもびっくりしています。
気候が急に涼しくなってきて、喉の渇きが控え目になってきたのも、
いい方向に味方しているようです。
そんなに「飲みたい!」って思わないんです。
今年の夏はとても暑かったので、いっぱいビール飲んじゃいました。
おかげで脂肪肝の肝臓がパンパンに張ってきました。
そろそろ、酒を止めないとヤバイなと思っていたので、ちょうどいいきっかけとなりました。
★9月24日★
北海道ぶらり旅4日目。
旅の最終日はカーナビのウソつきに振り回されてしまった。
午前中は阿寒湖へ。
早朝は曇っていたけれど、だんだんと晴れてきた。
阿寒湖へ着くころには暑いくらいになってきた。
急カーブがかなりきつい山道を走る。
阿寒湖の周りの雰囲気は河口湖にとても似ている。
お土産屋や温泉宿が密集している様子などは瓜二つだ。
阿寒湖といえばマリモだけど、興味なかったので遊覧船にも乗らなかった。
前日に神秘的な摩周湖を見ているだけに、商業化されてしまった湖にはあまり魅力を感じることができなかった。
サクッと阿寒湖を見学した後は釧路湿原へ。
ここからの道のりがウソつきカーナビとの戦いだった。
今までは何の問題もなかったのに、この日に限ってはウソだらけ。
カーナビも長旅に疲れてしまったのだろうか?
阿寒湖から釧路湿原への道のりはすんなりセットできた。
しかし、2回目くらいの「ここを右に曲がってください」で唖然。
カーナビが指示した道はクルマがやっと通れるくらいの砂利道(タヌキ道?)。しかも工事中。
絶対通れない。
Uターンしようにも、くねくね山道の最中だったのですぐには不可能。
延々と関係のない道を進まなくてはならなかった。
国道243号を通って南に進んできるときも、
カーナビからあやしい指示が出た。
とりあえず言われたとおりに進んでいったら、またしても工事中。
しかも釧路とは正反対の方角。
これで、カーナビはわれわれの信頼を完全に失ったのであった。
結局、手持ちの地図を頼りに釧路へ向かうことになった。
まず釧路市湿原展望台にたどり着く。
わりと新らしめの建物で入場料360円もとられた。
屋上からの見晴らしは確かに素晴らしく釧路の海も見えたのだが、湿原がいまいちよく見えない。
建物の中はトイレ臭くって不快だった。
はっきり言って入場料を払ってまでここを見学する価値はナシ。
この展望台とは湿原の反対側にある細岡展望台へ行くことにする。
懲りもせずカーナビをセットするが、これも裏目に出た。
国道391号までは順調に誘導してくれたのだけど、
着いた場所は達古武オートキャンプ場だった。
目的の細岡展望台は達古武湖をはさんでオートキャンプ場の反対側にある。
入り口の曲がり角をカーナビは完全に間違えていたのだ。
悪態をつきつつ、まだ舗装されていない砂利道を進み細岡展望台に到着。
ここの眺めは素晴らしかった。
眼下に広大な湿原が広がり雄阿寒岳・雌阿寒岳も見えた。
こっちは入場料とられないし、ぜったいオススメ。
これにて観光地めぐりはすべておしまい。
あとは釧路空港へ行ってクルマを夕方4時半までに返さなくてはならない。
朝ごはんがまたホテルのバイキングだったので胃がもたれてしまっていた。
昼ごはんをまだ食べてなかったので、そろそろ空腹になってきた。
ほんとうならば釧路市街でリッチにウニ丼とかイクラ丼とか海の幸をいただきたかったのだが、
食べている余裕はなかった。
泣く泣くまっすぐ空港へ向かう。
4時ちょっと過ぎに空港そばのレンタカー営業所へ着いた。
4日間のトータル走行距離は1075kmだった。
帰りの飛行機は7時15分発エアシステム138便。
出発までにかなり間がある。
しかし、空港の周りには何もない。
どうやって時間をつぶしたらいいのか途方に暮れてしまった。
とりあえず空港内の食堂で海鮮丼をいただく。
値段が高いばかりで、いまいちインパクトがなかった。
こんなんだったら、無理してでも小樽で海の幸を食べておくべきだった。
食事の後は空港内のお土産屋を冷やかしたり、展望デッキで飛行機の写真を撮ったり、
ビールを飲んだりでだらだらと待つしかなかった。
エアシステム138便はラッキーにもA300-600だった。
また帰りもMD-90かなあとガッカリしていたのだが、連休ということで大きい飛行機が特別に割り当てられていたようだ。
やはりワイド・ボディの飛行機は気分がでる。
292人乗りで最前部の12人はスーパーシート。うちはもちろん普通の席。
釧路を離陸してしばらくは揺れが続いた。
副操縦士から気象状況についてアナウンスがあった。
高度310フィートまで上がるらしい。
電力を制限するとかで、離陸と着陸のときは機内を真っ暗にされた。
去年、全日空のB747-400で夜に札幌から帰ったんだけど、そのときは真っ暗にされなかったように記憶している。
飛行機の機種によるものなのだろうか?それとも会社の方針?
ある地点からピタっと揺れがとまって、飲み物のサービスが始まった。
羽田にはRunway34Lアプローチ。
横浜のみなとみらいの夜景をみることができた。
ああ、とうとううちへ帰ってきてしまったんだなとしみじみしてしまった。
釧路と東京の夜景では圧倒的に電気の量が違う。
都会の迫力だ。
小さな釧路空港から羽田空港に飛んでくると、その大きさの違いに圧倒される。
無事着陸した後も、指定のスポットまでえんえんとタクシーしていく。
滑走路上空には、これから着陸しようとしている飛行機が数珠繋ぎに飛んでいるのが見えた。
今回の旅は、飛行機と宿とクルマを確保して、
あとは行き当たりばったり。
もし、なにもかも設定されたツアーだったら、屈斜路湖のキタキツネには出会えなかったことだろう。
気の向くまま、足の向くままの旅でのハプニングの方が思い出に残ったりする。
久々の海外行きは例の事件のせいでご破算になってしまったので、
今度の冬休みあたりには、ぜひとも日本を脱出したい。
- 北海道ぶらり旅(美幌峠・摩周湖・屈斜路湖編)(2001/10/3)
- 一昨日と昨日の夜に原因不明の激しい頭痛に襲われた。
一晩寝るとよくなるのだが、まだ違和感がある。
しばらくおとなしくしていよう。
んで、一昨日に帰りの満員電車で気持ち悪いもの見てしまった。
ホモ・カップル!
片方は中年。もう片方は20代くらいで若い。
ふたりとも無精ひげ。
抱き合わんばかりの密着状態で向かい合って立っていた。
もしかしたら、お互い手を握っていたかも。
中年の方の反対側を向いていたので表情はわからなかったけど、
若い方は中年の肩に顔を寄せ恍惚状態。
Oh! My God!!
ただでさえ酷い頭痛で苦しんでるときに、よけい気持ち悪くなってしまった。
はぁ(ため息)。
見てはいけないものを見てしまった。
楽しむのは彼らの自由なんですが、正直いって見たくないものは見たくないです。はい。
★9月23日★
北海道ぶらり旅3日目。
この日が旅のハイライトといってよかった。
前日の黒岳7合目でよその人から大雪高原温泉が紅葉しているという情報を入手したので、
そちらへ行ってみることにした。
層雲峡の方角へいったん戻ることになるけど、
大雪湖のそばに分かれ道があって、そこから砂利道に入って10kmほど走ると行けるらしい。
その分かれ道の分岐点に着くと、大勢のガードマンがクルマをせき止めている。
一瞬、交通事故かと思った。
実はマイカー規制が行われていたのだ。まるで上高地みたい。
いったん駐車場(タダ)にクルマを停めて、バス(200円)に乗る。
うち以外のバスの乗客は全員本格的登山の格好をしているので焦る。
高原温泉の奥に池というか沼がたくさん点在していて、歩いて一周3時間のコースで池めぐりができるようになっている。
ところが道がとても悪いらしく、普通のスニーカーでは無理らしかった。
おまけに熊がよく出現するそうで、熊情報を教えてくれる小屋もあった。
高原温泉へは20分弱の道のりだった。
残念ながら紅葉にはまだ早かったようだ。
赤くなった木はたまーにちらほらあるだけ。
大雪山の雪渓が見えたり、あちこちに温泉の蒸気が出ているのが印象的だった。
うちは沼めぐりはせず、帰りのバスが出るまでそのへんを散歩するだけに留めた。
紅葉のガセ情報にがっかりしたあとは、国道39号をひたすら走り東へ向かう。
北見サティで休憩とお買い物。
お店の20km以上手前から、道の脇に立っている電柱にサティの広告が延々と出ていた。
北見サティでは1周年記念セールが行われていてなかなかの大盛況。
まだ生きている新鮮なタラバガニ、毛ガニがかなり安かった。
もっともびっくりしたのは、ジャガイモやたまねぎが10kgで500円で売られていたこと。
他にもいろんなものが安かった。
もし帰りがこの日だったら間違いなく山のように買い込んでいたことだろう。
北見の人がうらやましかった。
国道では駅伝が行われていたようで、
対抗車線にはたすきをかけたランナーが一生懸命走っていた。
ランナーを避けようと対向車がセンターラインをまたいで走ってくるので怖かった。
そういえば、北海道の運転は怖い。
北海道ではほとんどのクルマが車線を変更するときウィンカーを出さない。
ろくに後ろを確認せずウィンカーも出さないで急に割り込んでくるクルマが多いのには閉口。
北海道は事故が多いとしばしば言われているけど、今回の旅行で理由がよーくわかった。
自己中心的な?あるいはミラーを見たときの距離感がわかっていないドライバーが多いのだ。
何度あわてて急ブレーキを踏まされたことだろう?
しかも、今回はよそ様のクルマをお借りしているだけに、よけいに神経を使ってしまった気がする。
国道243号に入ってから急カーブが連続する山道を登っていくと美幌峠に着いた。
峠のてっぺんに登ると360度景色が広がっていて屈斜路湖が一望できた。
青空が湖に反射してとても美しい。そしてとてもデカイ。
湖とは反対側の山の景色も雄大。
北海道に来てヨカッタ!とようやっと心から思えた瞬間でもあった。
ここのオミヤゲ屋ではジャガイモ10Kgが2000円以上で売られていた。
先ほどのサティがいかに安かったかがわかる。
次は、いったん山を降りて摩周湖へ。
まずは第一展望台にクルマを停める。
団体の観光客で大盛況だった。
生まれて始めて見る摩周湖はとても神秘的だった。
ぜんぜん俗化されていないのが素晴らしい。
湖の周りは断崖絶壁で囲まれているので、オミヤゲ屋、温泉宿、遊覧船などは一切なし。
人間・産業にまったく毒されていないから孤高の美しさがあるのだ。
ぽつんと真中の小さい島がアクセントになっている。
湖の青さは屈斜路湖のそれよりかなり濃い。
山道をさらに進んで第三展望台へ行ってみる。
こちらの方がより神秘さと美しさが増しているように思えた。
ここには大規模な駐車場がないために、団体の観光客はこない。
人の少ないのがいい。
湖面をよく観察してみると、魚がジャンプしているのが見えた。
摩周湖はぜひともこのままそうっとしておいて欲しい。
生まれてこの方いくつか湖を見てきたけれど、
文句なく摩周湖がナンバー・ワンの美しさだ。
北海道へやってきた甲斐があった。
つづいて硫黄山へ。
まず、石ころだらけの真っ白な山の様子に目を奪われる。
まったく異次元の世界。
山のあちこちから水蒸気が噴出している。
硫黄の匂いがかなり強烈。
ゆで卵が売られている屋台のそばでは、天然硫黄が崖を染めていて、その黄色がとても鮮やかだった。
ゆで卵はかなりのアツアツで美味かった。
後は道なりに屈斜路湖畔を通りつつ宿へ向かう。
砂場というところでしばし休憩。
ここはオートキャンプ場になっていて、お土産屋もあった。
湖畔の砂を掘ると暖かい温泉が沸いてくる。
和琴半島という場所にも寄ってみる。
半島の右側の湖は波があってちょっと荒れていたけど、
左側は波ひとつなくいたって静か。
同じ湖でもぜんぜんちがう表情といのが興味深い。
あと、無料で入れる露天風呂があって何人か入りに来ている人がいた。
半島の奥のほうがキャンプ場になっていて、ログハウスに宿泊できるようになっていた。
泊まったのはプリンスホテルだけあって、この旅行中いちばんきれいな宿だった。
旧館の部屋に泊まったんだけど、窓が開かず密閉状態。
タバコの匂いが部屋に染み付いているのにはゲッソリ。
晩ごはんは新館のレストランでバイキング。
天井がとても高く気持ちがいい。
いろんな国の料理が楽しめた。
ギリシャのムサカが白眉。
ムース系のデザートやその場で焼いてくれるクレープが最高に美味かった。
食べ過ぎて胃がもたれて、なかなか寝付けなかったので、
夜中の1時くらいに湖畔へ星を見に行くことにした。
ホテル沿いの国道に出ると茶色の生き物が一匹いた。
よーく見るとキタキツネだった。
まさかのアクシデントに大感激!
しばらく目が合った後、キツネはどこかへ消えてしまった。
カメラを持ってこなかったのが悔やまれた。
キツネは口に何かエサをくわえていたようだ。
真夜中の湖には寒さのせいか湯気(?)が立っていた。
湖畔でキャンプしているグループがけっこういた。
星空は最高にきれいだった。
星座の判別がつかないくらいブチブチとたくさんの星が夜空に広がっていた。
天の川がぼんやりとわかる。
流れ星を3つほど見ることができた。
30分くらいたつと、雲がどんどん流れてきて星はほとんど見えなくなってしまった。
間一髪の夜空ウォッチングだったわけだ。
(つづく)
- 北海道ぶらり旅(層雲峡・大雪山編)(2001/10/1)
- イチローの新人最多安打新記録に始まり、
高橋尚子がベルリン・マラソンで女子の世界新記録を樹立。
そして長嶋監督の退任セレモニー。
スポーツ・イベント目白押しの日曜日だった。
彼らに共通しているのは、みんなすがすがしいとてもいい顔しているということ。
何かを成し遂げた人ならではの最高の表情だった。
みんなとても生き生きしてた。
彼らは、目標を達成するために血みどろの練習を積んだり、
無限のプレッシャーと戦ってきたはずだ。
でも、夢や希望を実現させるために「自分の好きなこと」に一生懸命だから、
苦労が苦労じゃなくなるんだよね。
好きで好きでしょうがないことに挑戦している人たちが、ものすごくうらやましい。
それにひきかえ、自分はまだ夢や希望に向かっていくためのスタートラインにすら立っていない。
なんてもどかしい!
わしも、彼らを見習って自分の夢と希望に向かって挑戦したい。
せめて挑戦できる土俵に立つところまで行かないと話にならない。
周りの人からどんなふうに思われたっていい。
自分の考えに従って行動するしかないのだ。
うつ病を克服するために、
「自分の環境を変える」
というテーマを去年の春ころに思いついた。
環境を変えれば、「生き生きした自分」を取り戻せるだろう。
今の自分は夢も希望も持てない環境にいるから、うつ病に苦しめられ、生ける屍となっている。
生き生きした自分を取り戻すためには、夢や希望を持てる環境に自分を置くしかない。
土曜日の早朝にあるラジオ番組を聞いていたら目からウロコが落ちた。
「自分の環境を変える」、「生き生きした自分を取り戻す」という狙いは、
うつ病のためだけでなく、自分の体のためにも絶対に必要なことらしいのだ。
生き生きした心は遺伝子のスイッチをONにするらしい。
これらは、まさに本能の叫びだったのだ。
このあたりについては後日詳しく書きます。
★9月22日★
北海道の旅2日目。
朝から雲ひとつない晴天に恵まれ、クルマのクーラーをつけるほど暑くなってきた。
青空の下の小樽の海はとてもきれいだった。
どろどろに汚れた湘南の海とはぜんぜん色が違う。
小樽から高速道路に乗って旭川を目指す。
札幌市内を通過し終わったあたりから、また急激に天気が悪くなってきた。
気温がガクンと下がり、やがて冷たい大雨に降られてしまった。
こどもの国があるサービスエリアで休憩したんだけど、
ここで買った角切り夕張メロンがめちゃくちゃ美味かった。
あと、試食した冷たいチョコレート・スフレは苦味がしっかり利いていて大人の味。
旭川鷹栖ICで高速道路を降りて旭川市街をめざす。
本来なら旭川ラーメンでランチといきたいところだったのだが、
ホテルの朝食バイキングで食べ過ぎてしまい、時計が12時を回ってもぜんぜんお腹が空いていない。
旭川駅の前を通ってそのまま層雲峡へ向かうことにした。
山道から雪に覆われた大雪山が見える。
層雲峡の絶壁は山梨の昇仙峡と雰囲気が似ている。
まずはロープウェイに乗って黒岳の5合目まで登る。
ロープウェイを降りると、雪が積もっていた。さすが北海道。
そこからさらにリフトに乗って7合目まで登る。
リフトの片道が15分ほどかかる。吹きさらしなので寒いのなんの。
雪で真っ白な山をぐいぐい登っていくと、紅葉したモミジがちらほらあった。
本格的な登山の格好した人たちが大勢いた。
頂上まで登るには、歩くしかない。
雪でつるんつるんになった山を登るには彼らのような重装備が必要なので、
7合目で引き返すことにした。
帰りのロープウェイでは、完全にガスに包まれてしまった。
真っ白で何も見えない。
ガスが晴れかけてきたときに、丸い虹が見えた。
白い雲がプリズムの役割を果たしたみたい。
雪山の虹はなかなかの感動であった。
層雲峡の駐車場近くにあるラーメン屋で旭川ラーメンを食べる。
未体験な、なんともいえない不思議な味だった。
時計はすでに3時を過ぎていた。
食事のあとは、ナイタイ牧場をめざし帯広方面へ。
途中の大雪湖近くの山道で三国峠というスポットを通過する。
旅ガイドの本では素晴らしいパノラマが一望できると宣伝されていたが、
箱根の三国峠や長野のビーナスラインの景色を知っている自分にとっては、
どうってことはなかった。
十勝平野のだだ広い風景に、北海道へやってきた実感がこみあげてくる。
層雲峡はどちらかというと長野・山梨方面の景色に似ていて、
おなじみの観光地にいるような錯覚を起こす。
牧場に点々と置いてある黒いカタマリがかわいい。
牧草を固めて黒いビニールでくるんだものなのだろうか?
配置の仕方によってはシュールな芸術にもなりえる。
ピンク・フロイドのジャケットに出てきそうな感じ。
ナイタイ牧場に着くと、すでに薄暗くなってしまった。
レスト・ハウスはすでに閉まっていた。
たくさんの牛たちを写真にとっただけでここはオシマイ。
糠平湖の宿に行く前に、航空公園という文字がカーナビに映ったのでちょっと寄り道。
退役した飛行機でも展示してあるのかと期待したのだが、何もないただの芝生の公園だった。公園の看板には気球の絵が描いてあったので、ここで気球を打ち上げたりするのだろうか。
オートバイで旅している人たちが何人かここでキャンプしていた。
彼らにエサをねだる茶色の猫としばし戯れる。
宿に着くころにはすっかり真っ暗の夜になってしまった。
糠平湖の宿は昔ながらの典型的な温泉ホテル。
晩ごはんは大広間でいただくスタイルだった。
さすがに民謡と和太鼓のショーはなくて一安心。
山奥の温泉でいつ切ったのかわからないお刺身っていうのはちょっと疑問。
お風呂はさすがによかったです(一応フォロー)。
(つづく)
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