Diary of A Not-So-Madman
たーげぶっふ

May Part 2

4度目のTOEIC挑戦は鶴巻温泉(2002/5/29)
5月26日(日曜日)
朝9時に無理やり起きたけど、昨日の猛勉強のダメージが酷く残っていた。 頭の芯までボーっとしている。 こんな状態で恐ろしいTOEICに太刀打ちできるのだろうか。
今回の会場は鶴巻温泉方面のT大。 3月始めとかなり早めに申し込んだのに、なんでそんな遠くに飛ばされてしまうのでしょう? きっとETSの陰謀に違いない。 小田急に乗ってそっち方面へ行くのはたぶん10年以上ぶり。 本厚木を過ぎるとあたりの景色は急速にのどかな田園風景となっていく。 T大前駅からはけっこう歩かされた。
そういえば、この街にはNティーチャーズのアパートがあるらしい。 誰か知り合いに会えるかもしれないとほんのちょっとだけ期待してたけど、 やっぱ誰にも会わなかった。しくしく。
T大のキャンパスにエスカレータがあるのにはびっくりした。 よほどのお金持ちらしい。 うちの大学には、たまにエレベータがあるだけだったのに。
自分の教室を探しているうちにしだいに青ざめてきた。 そこにあるのは大きな教室に安物のラジカセ……。 去年のT川大での悪夢が脳裏に浮かんだ。 もしこの大きな教室で自分の席が後ろのほうだったら……、今回の試験は「捨て」である。 リスニングの音声がまともに聞こえないという大きなハンデを背負うことになる。 たとえ音量が充分に大きくてもモゴモゴとこもった音質だったら絶望だ。
しかし、自分に割り当てられた教室は、 わりと小さ目でしかもラッキーなことにわしの席はイチバン前だった。 ふ〜(安堵のため息)。 安っぽいラジカセは相変わらずだけど、これなら何とかなりそう……。 と安心しかけたところで、またしても不安が……。
机と椅子がかなりチープ。 野球場の外野席のような背もたれのない長いベンチ・タイプの椅子に、 やたらと奥行きのない狭い机。 お金かけるところ間違ってるんじゃないの? リラックスした姿勢で座ることができないし、 問題集とマークシートを横に重ねて置くしかない。 時間とスピードと集中力が勝負のTOEICでこの環境はやりにくい〜。 テストが終わると背中と腰が痛くなってしまった。
テストの感想としては、 リスニングはパート1・2まではわりと調子よかったけれど、 3からだんだん怪しくなってきた。 4に突入すると、音声が流れてくる前に設問を読むのが間に合わずパニックになる。 特に設問に長いセンテンスの問題がくると脂汗ダラダラ。 今回、リスニング対策はまったく手付かずだったので仕方ないといえば仕方がない。 問題によってずいぶんと難易度に差があるな〜と感じた。
リーディングのほうは5・6に絞って徹底的にやっといただけに、 サクサクと進めることができた。 今まででいちばん迷わなかった。 しかし、ボキャブが問われる問題ではやはりつっかえてしまう。
パート5.6が予定より早く終わったので7の長文はじっくり読むことができた。 が、油断しすぎてしまったために、途中で時間的にかなりやばくなっていることに気がついた。 大慌てでペースを変更する。 時間ギリギリでようやっとマークシートを全部埋めることができた。 見直すことがぜんぜんできなかったのでケアレス・ミスが心配。
何点取れそうかみたいな感触についてはコメントを差し控えます。
「試験後の感触と実際の点数は一致しない」
の法則をこれまでいやというほど味わってきたので(自爆)。
というわけで、次回への課題は、ボキャブ、リスニングパート4対策、長文パート7対策に決定。 7月終わりまでにどこまでできるのだろうか。
試験が終わって地元に戻る途中、海老名あたりでものすごい雷雨。 激しいバケツ雨は駅のホームの屋根を無意味にしてしまうほど強烈だった。
夕方5時半から英会話1レッスン。 ちょっとその前に試験終了の開放感からか、 ビールが飲みたくなってしまった。 ヒミツの場所で一杯飲んでからNへ向かった。うふふ。
今日の担当はサーシャ。 嬉しいことにらっち〜まんつーまん! これで今週のレッスンはすべてマンツーマン。 こんなことはもちろん初めてである。 英会話運はものすごくついている。
サーシャとの付き合いは長いけれど、 彼女とのマンツーマンは意外にも初めて。 お互い気心知れているし、彼女の英語はわりと聞きやすいので安心してレッスンに挑むことができた。 のっけのフリートークでは、さっそくTOEICを受けてきた話をした。 彼女はかつてT大のそばに住んでいたことがあるのでこの話題はけっこううけた。 あと、元Nティーチャーと飲みに行った話など。
レッスンそのものは"Eating Out"のユニット。 実は今月初めに彼女はわしに対してここをやったばかりである。 つかみに、いままで行ったレストランや居酒屋でもっとも感銘をうけたところはどこか? とか、サイテーのところはどこだったか? の質問をしてきたので、おやっ?と思った。 「このユニットやったばかりだよ」とつっこんだら、彼女の以前の記憶がすっかりなくなっていたらしい(汗)。前回は接続詞"although"を使う練習だったけど、 今回はお店とかうちのNとかインテリアの様子をdiscribeする練習をした。 部屋の雰囲気を描写するための単語をいくつか教わった。
英会話が終わるとまっすぐうちに帰ってそのままダウン。 自分の部屋でエアバンドを聞いていたら、 雷雨のせいで空の便がかなり混乱していることを知る。 ユナイテッド機が羽田にダイバートしていたようだ。 空の旅に思いをはせていたらそのまま眠りに落ちてしまった。
Happy Birthday To You!(2002/5/28)
昨晩、M教の宣教師と生まれて初めてお話してしまいました。 彼らは地元の駅前で英会話教室のビラを配っていたのだけど、 自分に"Can you speak English?"と話し掛けてきたのは、 ユタ州からやってきたR君。若干二十歳! とても礼儀正しい好青年でした。 わしの英語を聞いて彼は
「アメリカに住んでたの?」、「仕事で英語使ってるの?」
と訊いてきました。わしの答えはもちろん全部「No!」。
「信じられない。キレイな英語でびっくりした」と誉めてくれました。
たとえ、お世辞でもとても嬉しいっす。 っていうか、頭が英語モードに切り替わってない状態でしゃべっていたので、文法はメチャクチャだし、発音もロレツが回ってなくて自分的にはイマイチだったんで恥ずかしくなってしまいました。 わしが英語わかる人だと察すると機関銃のようにガンガン早口でしゃべりまくってきたC君でした。 これには、さすがに圧倒されてしまいましたが、 わしの英語を聞いて、ああ、この人にはナチュラル・スピードで話しても大丈夫だろうという彼の評価の裏返しなのでとても光栄に思いました。 ふだんから英語しゃべりたくてウズウズしているだけに思わぬところで発散できて
滅茶苦茶スッキリしました!
この能力をしまっておくなんてもったいない! アレをナニする決意がますます固くなった。 教会の英会話は無料なので、時間ができたら行ってみようかな♪。
★5月25日(土曜日)★
朝10時から英会話2レッスン(パメラ→ナディア)。
このところずうっとTOEIC対策で夜更かしが続いていたのでかなり眠い。 9時に起きたのだけどまだまだ寝たりない感じだった。 頭がボーっとした状態でNへたどり着く。
しかし、受付でパムの名前が告げられると一気に眠気が吹っ飛んだ。
待ってました!ラッキー!!
彼女はいつも「ヘ〜〜イ!」と言いながら教室に入ってくる。 わしに対しては"Hi!"でも"Hello"でもないんだよね。 彼女は自分以外にもう一人分のファイルを持っていたけど、その生徒サンが現れる様子はなかった。 もしかして、らっち〜まんつ〜まん成立!? 明日TOEICを受ける予定だと言ったら、 訊きたいことがあったらなんでもいいから何でも訊いて!と彼女は言ってくれた。 ありがたいこってす。 残念ながらTOEIC教材はもってこなかったし、 わからないことが山ほどありすぎてどれから訊いていいかわからない状態だった。 したがって、レッスン中はほとんどよもやまフリートークになってしまった。 話題的には彼女が来日したてのころにみなとみらいの観覧車から富士山を見て感激したお話から旅行のお話に広がって、挙句の果てには日本の経済問題にまで発展していった。 残りわずかの時間で宇宙ネタのユニット"A Message To The Star"をちょっとだけ舐めた。 彼女も宇宙ネタが好きらしい。この人とはつくづく話が合うかも。 彼女となら時間さえ許せばいくらでもしゃべっていられるような気がした。
例によってパムとの40分はあっという間。 教室から出て行こうとする彼女に"Wait, Wait!"と呼び止めて、 お誕生日プレゼントを渡した。 受け取ってくれるかどうか心配だったけど、 素直に受け取ってくれたし、とても喜んでくれたので一安心。 こっちも嬉しくなってくる。 渡すときにドキドキするかなと思ったけど、意外に冷静だった自分。 レッスン中の和気藹々モードが緊張をどこかへやってしまったのだろう。
ナニをあげたかって?
それはヒ・ミ・ツ!むふ。
お次のナディアは初めての人。 ニュージーランド出身でクールな感じの女性だった。 デイブ、サムの姿が見えなかったので、ヘルプに来たのかも。 またしても他の生徒サンは現れなかったので連続してらっち〜まんつ〜まん! ついてるなあ。 のっけのフリートークでは、 自分はニュージーランドに行ったことがないけど、いつかは行ってみたいのでどこがオススメですか? と訊いてみた。 そしたら、ツアーコンダクターよろしくいろんな名所を教えてくれた。 小さい国かもしれないけれど見所いっぱいで、 彼女のお話を聞いていたらますます行きたくなってしまった。 1月2月あたりが気候的に良いらしい。 南十字星を見るのは子供のころからの夢だし、来年の冬あたり狙ってみるか!
ユニット的には体操の絵がかいてある"Getting In Shape"で、 テキストに載っている"Questionnaire"でもって、お互いの健康度チェック(?)を行った。 わしも彼女も大いに運動不足カモということで意見が一致した(自爆)。
彼女も自分の英語を誉めてくれた。 普段英語を使う機会がぜんぜんないといったら、「ウソ!もったいない!」と言ってくれた。 お世辞でもセールス・トークでもけっこうです。 そのヒトコトが自信回復になるのです。
さすがに2レッスン続けてマンツーマンはかなり疲れた。 しかし、充実した心地よい疲労感。 初心者の頃、マンツーマンはとてもつらかったけど、最近は他の生徒サンにしゃべりを邪魔されなくて済むので、とても楽しみに思えるようになってきた。 こんな自分でも少しは進歩してるかもシレマセン。
英会話のあとは散髪してTOEIC用の写真を撮ってもらう。 そのあとは、TOEIC虎の穴!
午後からパート5、6に的を絞って勉強する。最後のあがき。 自分が想定していたよりも進捗がどんどん遅れてしまったのでかなり焦る。 晩ごはんも食べずに夜中の2時過ぎまでねばってしまった。
ごはんも忘れて熱中できるなんて! やっぱ自分のやりたいことはこれなんだなと実感した。
この集中力と粘りが10代後半のときにあったら、もっといい大学に入れたかもしれないなあ(仮定法過去完了)。 フラフラになりがなら近所のファミレスJへ遅い晩ごはんを食べに行く。 こんな夜中でもお客がけっこういるのにはびっくりした。 1割増しで深夜料金取られるなんて初めて知った。 床についたのは3時くらいだったかな……。 目が冴えてしまいなかなか寝付けなかった。 こんな調子で明日の本番は大丈夫なのだろうか?
シアワセって何だろう?(2002/5/27)
★5月17日(金曜日)★
元Nティーチャーと地元の居酒屋で飲みました。 Nの裏話をいろいろ聞けてとても楽しかったです。 英語と日本語がごっちゃになって飛び交ったので、 周りからはあやしい二人組みに映ったに違いアリマセン。
★5月18日(土曜日)★
朝早くから仕事。フツカヨイで頭痛! 仕事は早めに終わったので、飛び入りで英会話の予約を申し込んだのだが、 すでにいっぱいということで断られてしまった。
なんてこったい!
わざわざ重いテキストを持ってきたのに無駄になってしまった。 最近はやたらと予約がとりにくいぞ!
気分的にかなり落ち込んでいたのだけど、帰り道でいいことがあった。 夕方に地元の駅で偶然にも仕事帰りのパムと遭遇!
ひゃっほー!
彼女もわしに気がついて「へ〜イ!」といいながら手を振ってくれた。 人ごみの中で彼女は思いっきり目立つのにビックリ。 遠くから見るとけっこう美人カモ(意味不明)。 この日の彼女は黒ずくめ服だったせいか、ブロンドの髪と白い顔が一段と引き立って見えた。 先週と同様に髪を後ろで結わいていた。 サムも一緒(邪魔!!)だったので、わし的に遠慮してしまいお話できずじまい。 控え目な自分の性格を呪ったかも。
彼女の顔を見れただけでもまあヨシとしましょう。 もし、レッスンの予約がとれていたら、すれ違いで彼女に会えなかったかもしれない。 怪我の功名?
うちに帰ったらどっと疲れが出てしまい、晩ごはんも食べずに寝てしまった。 先週はずうっとTOEIC対策の勉強で夜更かしして慢性的に寝不足。 無理したのが一気に出てしまったようだ。 自分は充分な睡眠時間をキッチリ確保しないと、たちまち体調がおかしくなってしまうタイプである。 しかし、フルタイムの仕事がある自分にとって、勉強時間を捻出するには睡眠時間を削るしかない。 苦渋の選択である。 おかげでベラベラ・ステーションも見逃してしまう。
★5月19日(日曜日)★
英会話は午前中に1レッスンのみ。 予約が10時の1コマしかとれなかった。どうなってんの? 英会話したくてしたくてメラメラ燃えているのに、 N側の対応で水を挿された格好。 ダメモトで当日の飛び入り予約を申し込んだけど、やはりダメだった。 二日連続でまともに予約がとれない!
どないなっとんねん!しばくでしかし! 講師がおらへんかったら、となりからパムを呼んでこんかい!パムを! いっぺん解約したろか! ぎょうさん金払うてるさかい。 おこるでしかし!たのむでしかし! と横山やすし化しつつ心の中で悪態をつくしかなかった。
この日の担当はカニア。 ようやっと新人ティーチャーズが3のレッスンを受け持つようになったようだ。 彼女は英国はロンドンからやってきたらしい。 あちこち外国で暮らしたことがあるらしくスペイン語やポルトガル語も堪能だとか。 東洋に住むのは初めてなのでとてもエクサイティングだと言っていた。 もちろん日本語も勉強中らしい。
のっけのフリートークではサッカーワールドカップのフーリガン問題で盛り上がった。 というか、カニアが一人でしゃべっていたというか……。
レッスンは、学生時代の思い出や人生を振り返るお話が載っている"The Happiest Days Of Your Life"ユニット。
つかみに「あなたのいちばん幸せな経験は何か?」と訊かれ困ってしまった。 およそ"happy"なんていうコトバとは無縁な人生を送っている自分にとって、 かなりキツイ質問である。 とっさに何も思いつかず、かなり考え込んでしまった。 しかたなしに苦し紛れで、数年前のドイツ旅行の話をした。 なんか質問の主旨とは違うような気がしたけど、ネタがないからしょうがないやって感じで。
「ドイツではいろんな種類のビールを飲むことができてシアワセでした。It's like a paradise!」
結局おれのシアワセは飲み食いかい!?(超自爆)
しゃべりながら空しくなってしまった。
あとは、有名大学を出て会社でもバリバリに活躍している人の回想文でリスニングの練習やボキャブ・チェック。教育についてミニ・ディスカッションなど。わしが人生の回想文書いたらドロドロの真っ暗な内容になるであろう。ぷ。
英語の調子的には不可も可もナシ。 っていうか、 一週間ぶりのレッスンでしかも1コマのみじゃ調子もへったくれもあったもんじゃない。 英語になれてきたところで終わってしまう。 体の調子がイマイチだったので声が変なところから出てくるような感じだった。 自分じゃなくてよそのナニモノかがしゃべっている感じ。
英会話が終わってうちへ戻ったらダウン。 金曜日、土曜日とTOEICの勉強がぜんぜんできなかったので、 この日にその分を取り返したかったのだが、体が言うことをきかずそのまま寝てしまう。 夕方6時ころになってようやっと調子が戻ってきた。 寝すぎて脳味噌がトロトロに溶けてしまった感じ。 晩ごはんをはさんで夜中まで勉強した。 巨人戦も見たかったけどラジオで試合の模様を聞きながら勉強でじっと我慢の子であった。
欲シガリマセン勝ツマデハ!
2週連続は予想外で嬉しかった(2002/5/21)
★5月12日(日曜日)★
朝10時から英会話1レッスン(トニー)。
のっけのフリートークで、 "I have a good news!"ということで 昨晩に偶然元Nティーチャーと会った話をしたらけっこう盛り上がった。 トニーと元NTはかつて同じアパートに住んでいたのだ。
"彼と会ったのがグッド・ニュースなのかい?"
とトニーにつっこまれてしまった。ふたりはあまり仲良くなかったのかな?あはは。
レッスンそのものは体の器官や病名がいっぱい出ている"Seeing The Doctor"ユニットで、 自分が病気じゃないか?と疑っている老婦人と、 彼女の容態が大したことないないとみている医師の会話をさらっとやった。 英語的には昨日に引き続き調子よかった。トニーも最後に特に問題なかったよと言ってくれたし。 先週の4日連続レッスンが効いている。 ふだんから英語を使う機会があればもっと上達しているのになあ(仮定法)。
日曜日なのでパムの姿はナシ。 なんて味気ないのでしょう? もし彼女がいれば、彼女が他の教室の担当でも「Heeeyyy!」と自分に元気よく挨拶してくれるし、 レッスンが終わった後も自分にニッコリ微笑みながらスタッフルームに引き上げていくし。 たとえ彼女のレッスンに当たらなくても彼女さえそこにいてくれれば、何かしら楽しみがついてくる。 パムのいないNは、ワサビ抜きの寿司、ショウガ抜きの冷奴、タバスコ抜きのスパゲッティ、 ラー油抜きの餃子、カラシ抜きのおでんのごとく何とも刺激のない空間なのであった。
英会話のあとはチャリで厚木基地へ直行。 海上自衛隊主催のお祭り「ちびっこヤング大会」があるのだ。 毎年恒例の「大和まつり」も同時に開催されているため、 大和警察から引地台公園に通じる道は大勢の人でごった返していた。 基地の東門へ着いたら、海自のお兄さんに今年は旧東門が入り口ですと言われてしまう。 うひゃ!知らなかった。 慌ててそちらへ向かうも旧東門に通じている道は、 鼓笛隊や一輪車曲乗りとかお神輿とかいろんなアトラクションが行われていたためにものすごい人だかり。 タダでさえ狭い歩道は出店でさらに狭くなっている。 基地に近づきたくても人の渋滞で思うように進めずイライラ。 大和祭りの中心地と厚木基地の入り口を同じ通りに設定してしまったのは、 はっきり言って主催者の大きな誤りである。将棋倒しが起きてもおかしくない状況だったよ。 基地の入り口が遥か彼方のところで午前中のデモフライトが始まってしまった。
なんてこったい!
猛スピードでローパスするP-3Cの姿が見えた。 イライラは頂点に達した。
お昼前にようやっと基地に入ることができた。 エプロンにはP-3C、YS-11、U-36A、US-1A 等お馴染みの海上自衛隊機が展示されていた。
US-1 YS-11
今年は米海軍のヘリコプターSH-60B が地上展示されているのが目を引いた。
SH-60B
3年連続でこのお祭りに行っているけど、米軍機の展示は初めて遭遇した。 基地の反対側に米軍の戦闘機が駐機しているのを発見。 われわれの会場からは遠すぎて機種がわからない。
お昼時だったので食べ物の屋台には長蛇の列。 米軍の屋台で売っていたホットドッグはソーセージが茹でてあってややテレテレ状態。 やっぱBBQでこんがり焼いてくれたほうが絶対美味いと思う。 海自の屋台では焼いたタイプだったけど、売り切れで食べられずじまい。 海上自衛隊のブースでは有名な女性パイロットさんがグッズを販売していた。 華奢な彼女が大きなP-3Cを操っているなんてかなりオドロキ!
わしがおそばを食べるのに熱中しているとき海兵隊のホーネットが3機まとめて離陸。
がーん!
基地の反対側にいた戦闘機はこれらだったのだ! 爆音に気がついたのだがすでに遅し。 写真を撮り損ねてしまった。 ラジオは聞いていたので何か離陸のクリアランスが出ていたのは知っていたんだけど、 肝心のコールサインは聞き逃していた。 最後の1機がわれわれに挨拶とばかりに機体を左右に揺らしながら上がっていった。 戦闘機の飛ぶ姿を見れたのは実に久しぶり。 基地の中で聴く爆音は、沿道で見ているときとは違って格別だった。
2時から午後のデモフライトが始まる。 救難ヘリUH-60J のデモは目の前で見ていたのでけっこう感動した。
UH-60J
上空でホバリングしているヘリからふたりの自衛官がロープを伝って地上に降りてきて、 ダミーの遭難者を救出し再びヘリに戻っていく。 ヘリのプロペラから発生する風はかなり強烈で吹き飛ばされそうになる。 小さな砂利が飛んできて顔に当たってけっこう痛かった。
おまちかねのP-3Cのデモフライトはかなりあっさりしていたかも。
P-3C
高速でのローパスはわれわれギャラリーとはかなり離れたところを通過していたので迫力がイマイチ。 2年前はギャラリーの真上を通過したので怖いくらい迫力があったものだ。 あとは、超低速のフライ・バイや急な角度で降りてタッチ・アンド・ゴーなど。 4つあるエンジンのうち1つを止めてのフライトやウォッシュバックのデモはなかった。
このあとに、海兵隊のプラウラーが離陸。
EA-6B
これは無事カメラに収めることができた。 かなり低く上がっていったのが印象的だった。 この飛行機の爆音はあいかわらず迫力満点である。
今年は米軍主催WINGSの開催が微妙だけに、 お祭りとは関係ないのだけど米軍戦闘機の離陸が見れたのはかなり貴重。 とてもラッキーだったと思う。 この日はピーカンの快晴というわけではなかったけど、 日焼けして顔や腕がヒリヒリ。 予想以上に紫外線が強かったようだ。