Diary of A Not-So-Madman
たーげぶっふ

December Part 2

パムを探して……その2(2002/12/25)
12月22日
この日のNはお昼に1レッスンしか予約できなかった。 受付のスケジュール表をさっそくチェック! なんかこれが習慣になってきたゾ! 今日はさらに酷いことになっていた。 なんと講師が5人しかいない。 デイブ、クリス、ケイト、サイモン、ニールというメンバー。 ニールという人は他ブランチからのヘルプであることは明らか。 寂しいねえ!!
暮れも押し迫って世の中あわただしくなってきただけに、 キャンセルが相次ぎ夕方のレッスンに空きがでているとスタッフは教えてくれた。 飛び入りの予約を入れる手もあったが、いまいち気乗りしなかった。 レッスンよりも大事な用事があるぜ〜。
今日のレッスンはデイブ
顎鬚が伸びてますます怪しくなってる(汗)。 思わず「サンタ・クロースみたい!」って言っちゃった。 彼はつい最近ディズニー・シーだかランドへ行ったらしいのだが、 よその子供たちから「サンタだ!サンタだ!」と大騒ぎだったらしい(爆)。
サンタのひげは白いし赤い服着ているのに、 そうじゃないオレをサンタ呼ばわりするのは、 痩せていて目の細い日本人をみんな小泉純一郎に似ていると言うのと同じだ! とデイブは怒っていた。わはははー。すまんすまん。
フリートークで、昨日Yへ行った話をする。 昨日は好きな講師がいなかったんで……ソーントン、サーシャ、サム、パム……。 すると、「オレは?」と訊くデイブ(笑)。 デイブは土曜日いつもMで働いていて、うちのNにはいないので対象外です〜。
んで、Yでアレックスに会った話をした。 デイブは「彼はもうすぐ中国へ行く。クレイジーだ」と言った。 パムについては一言もでてこなかった。 わしに対して気を使っているのか? それとも彼女は行かないのか? でも、彼の表情からして何か隠しているような気がした。
生徒さんにものすごくきれいな英語しゃべる女性がいた。初対面。 なんと近所の居酒屋の娘だった。 その居酒屋にはまだ一度も入ったことない。 彼女が昨晩友達と一緒に飲んだ話から、このへんの居酒屋でオススメはどこか?とデイブが尋ねてきた。まさか彼女が居酒屋の娘だとは知らなかったので、行きつけの居酒屋Jがイチバン!なんて本人の前で言っちゃった。 すんません。
今回は最近にしては珍しくテキストに忠実なレッスンが展開した。 いろんな商品の注意書きが載っている"Be Careful"のユニット。 まず、家にある危険なものをブレイン・ストーミング。 "knifes"、"hot sake(笑)"、"smoking in bed"、"heater"、"steps"などいろんなものがみなさんから出てきた。 そのあと、 "In order to avoid 〜ing," とか "Be sure you do this, before doing this." など、危険を回避するためにはどんなことをしなければならない、みたいな表現を徹底的に練習する。 デイブが出したお題はタイヤだった。 タイヤに潜む危険とそれを避けるための行動を英語で表現する。 デイブはカナダにいたとき、いつもひとりでクルマに乗っていたので、彼の重さで片方のタイヤだけが磨り減りだんだん左に傾いてきたとか(爆)。
昨日の5連続Voiceが効いたせいか、このレッスンでは滑らかに英語が出てきて快感だった。 Nの宣伝にある「英語のシャワー」って気のせいかもしれないけれど、効き目があると思う。
レッスンが終わって、受付で予約していると、 ケイトが出てきたのでご挨拶。 ついでに思わず訊いちゃった。
わし:「パムがどこにいるか知らない?」
ケイト:「なんで?」
わし:「最近ぜんぜん会ってないんで」
ケイト:「彼女がどこにいるか知らないの。たぶんMじゃない?」
わし:「やっぱMか……I miss her...」
ケイト:「I'll tell her!!」
ケイトの口からMの地名が出てきたけれど、自信はぜんぜんなさそうだった。 パムは以前よく「日曜日はいつもMにいる」と言っていたけれど、 今のNは講師が少なくてグシャグシャ状態。 可能性は低いように思えた。 どこにだれがいるか? 講師間同士でも把握しきれてないのだ。 二日連続でM突入は……さすがにやばいっしょ……(汗)。
午後からチャリを修理しにMへ行く。 地元の町に自転車屋がなく、その際はMまで行かないといけない。 ブランチに突入するしないは別にして、どっちにしろその街に用事があるのだ。 まともに走れる状態ではないチャリなので押してMまで。 きっちり30分かかった。
無事、チャリを直してもらってブランチのあたりをウロウロしていると、
ケンと遭遇!
やった!!なんという偶然!! これで突入せずに情報が入手できる。
ケンはちょうど昼休み中とのこと。 ここでショッキングな話を聞かされる。 1月から彼はYへ異動になってしまうとのこと。 うっそー!寂しくなっちゃうじゃん。 わしの地元から離れたくないと言っていた。 うんうん。その気持ちはよくわかる。 うちのブランチは独特のアットホームな雰囲気があるもんね。 ケンといえば、ときどき奴にムカつくときはあるけれども、 よい友達であることには変わりない。
今日のMには誰がいるの?と訊いてみる。 返ってきた答えはケンとガブリエル。 やはり2人体制。 そういえば、デイブはさっきこの時期ひとりでMを切り盛りしたこともあると言っていたっけ……。
よって、パムがいないこと確定。
来月にYのVoiceへ遊びに行くから、また会おうと約束してわかれた。
その足でYへ行ってみる。 昨日と同じスタッフのお姉さんがいた。 Voiceのメンバーを見ると、うちの講師はだれもいない。 ここもハズレ。 Voiceをせずそのまま帰ることにした(汗)。 受付のお姉さんは「もう帰っちゃうんですか〜?」とびっくりしていたけれども、 パムのいないYに用はないのだ。 「厚木に飛行機を見に行ったんですけど、ぜんぜん飛んでなかったんでちょっと寄ってみました」 と見え透いたウソでごまかした(自爆)。 ちなみにYのブランチから厚木基地は目と鼻の先。
この日もパム探索は空振りに終わった。 捜索を横浜の大きなブランチへ広げてみようかなとも思ったけど、 日曜日はクローズの時間が早いし、あたりが暗くなってきたので諦めることにした。 このときばかりはたくさんの拠点があるNを恨めしく思った。 まるで雲を掴むような話じゃないか。 夜はパムのことで頭がいっぱいでなかなか寝つけなかった。 悪いほう・悪いほうへ考えが行ってしまい気が狂いそうになった。
パムを探して……その1(2002/12/24)
12月21日
今日はクリスマスVoiceがあるのでとても楽しみにしていた。 企画物のVoiceはうちのNではきわめて珍しい。 ずいぶんと前にスタッフに確認したところ、 最初の2コマがクリスマスVoiceになるのか、 それとも全部がそうなるのかまだ決まってないとの答えがかえってきた。 もし後者なら、Voice6コマ全部出たろか? 非常にポジティブな姿勢で、いいほうの展開に期待しつつNへ向かう。
受付でチェックインしているときに、 スケジュール表を発見。
がーん!講師が6人しかいない!
先週KAORUさん、まちゃみさんをお招きしたときでもスカスカだと感じたのに、 さらに少なくなっている。
パムがいない!! 今日こそ戻ってくると思ったのに……。 かれこれ一ヵ月半以上も会っていないゾ。 いったいどこへ行ってしまったのだろう(泣)。 日本人スタッフに聞いてもしらばっくれるし……。
T父さんもいない。 サーシャとサムもいない。 この2人については先週に休みをとる話を聞かされていてたのでまだ許容範囲。 結局いるのはケイト、キャサリン、ケン、サイモン、ティム、ガブリエルというメンバー。 ずいぶんと寂しいじゃあーりませんか。 いちばん古いのがケイトってのはどういうこと? 古いといっても彼女は今年の春にやってきたばかり。 うちのNは大丈夫か?
Voiceの予定表を見ると最初の2コマがケイトの担当でCLUB7!?になっていた。 なんじゃそりゃ?クリスマスVoiceはどこ? スタッフに聞いてみると、「CLUB7=クリスマスVoice」とのこと……。 お呼びじゃないじゃん。いまさらわしがCLUB7に入ったら他の生徒さんに顰蹙。 手薄なメンバーでの通常Voice4コマにも興味持てず、 Voiceそのものを断念することにした。 ここへ来るまでメラメラと燃えていた魂はスコンと萎んでしまった。
のっけから期待をことごとく裏切られ、フラフラ・ヨレヨレ状態でレッスンへ突入。
ひとつめはキャサリン。 いよいよレベル3にデビューか。
彼女とはVoiceで2回当たったことあるが、通常レッスンは初めて。 のっけのフリートークは冬休みネタ。 この時期はこのネタばっかり。 クリスマスの予定は?冬休みの予定は? の問いには毎回困ってしまう。ため息モード。
彼女はいっぱいやりたいことがあって困ると言っていた。 とりあえず箱根へ行くそうだ。 まだ東京を巡ったことがないらしい。 彼女のために東京のどこがお勧めかをいろいろ教えてあげることに。 お城を見たいそうなので、ならば箱根へ行く途中に小田原城が見れますよと教えてあげたら喜んでいた。
神社と寺の違いを訊かれ困ってしまう。 仏教と神道の違いを英語で説明するのタイヘン。 外見で区別がつくか?とつっこまれさらに困る。 今までかなりいい加減に神社仏閣を見てきたことを鋭く反省。 日本人失格ですな(自爆)。
テキストは使われなかったけど"I Wish"のユニットがターゲットだったと最後に彼女は言った。 生徒さん各自"I wish〜"を使って人生における"regret"を言ってオシマイ。 このパターンは何度やったことだろう。 ひとり二日酔いの生徒さんがいて、全部そればっかりのwishになって面白かった(笑)。
ふたつめはトム・ハンクスに似ているガブリエル(以下ガブ)。
のっけのフリートークで"What's up?"攻撃には、先週うちのVoiceにお友達が来たお話をする。 ガブに当たるのは久しぶりだけど、わしがHへ行っていることを覚えていてくれた。 Hネタとして先週の"I'm not taken."を3の生徒さんがわからなかった話をする。 でも、最近あまりHへ行ってないから、こっち方面のネタはちょっと禁じ手っぽい。
このレッスンでもテキスト、プリント等は使われなかった。 今朝の新聞で印象に残っている記事を言うように命じられた。 新聞は手元に持っているけどまだ読んでないことに気がつき焦る。 わしはとっさに閃いた。 新聞じゃなくてテレビで見たネタだけど、と前置きしてノリ中村が近鉄に残る話をした。 他の生徒さんたちはまだこのニュースを知らなくて、ものすごく驚いていた。 話は松井のヤンキース移籍とか、北朝鮮とか、イラク問題、テロと日本の関わり具合などの話題へ発展していった……ように思う。 すみません。この回はあまり印象に残ってなくて記憶がかなりあいまいです。
レッスンが終わった後、ウェイティング・スペースの壁に貼ってある講師陣の自己紹介を確認する。 パムのはまだちゃんとある。うーむ。 もしかすると隣のMにいるかもしれないと思いたった。 冬雨の寒い中を電車でMへ。 Mに飛び込むのはものすごく勇気がいる。 なぜならMにはVoiceがない。 よそ者のわしがMを訪れたら、奇異な目で見られること必至。 大義名分が必要なのだが、まさかパムを探しているなんて本音は言えまい。 先週クリスが「Mへ来たことある?」って訊いてきたのを思い出した。 よし、クリスをダシに使っちゃおうっと(汗)。
Mの入り口まで来ると心臓がバクバクしてきた。 意を決し生まれて初めてMの中へ突入。 すると、見覚えのあるスタッフさんに
「あれ?ゆるげんさん何しに来たんですか?
最初からバレバレやん(冷汗)。 自分の名前はすでに敵に知られてるやん(爆)!
なんとMのスタッフはたったひとりしかいなくて、 しかも元うちのNにいた人だった。 ものすごくビックリしたけれど、 この人がいてくれたおかげで後日ものすごくいい方向へ展開するのであった。
「あわわ」状態になりそうなのを懸命に立て直しながら、 クリスの話を持ち出しつつここへ見学に来た理由を言ってみる。 「Voiceはないけど来たかったら来てもいいよ」と彼がいってくれた話をして 正当化を試みるもかなり危なっかしい。
なんとこの日のMはクリスとデイブのたったふたりだけで切り盛りしていることを知る。 ふだんは4人体制だそうだ。 うーむ、みなさんクリスマス・ホリデイでお出かけなのだ。 Nは講師が少なくなってギリギリの状態なのだ……。 パムがここにもいないことを確認したのでとっとと帰ることにする。 もうすぐレッスンが終わってクリスが降りてくると言われたけれども、 ボロが出るとやばいので逃げるようにしてMを去った(汗)。
いったんうちに帰った。 Hへ行く選択肢もあったが、冬雨で寒い。 パムのことで頭がいっぱいでインプットが難しい精神状態。 KAORUさんやredmacさんにうちのNの悲惨な状態をメールで知らせる。 そのとき、先週ケイトが言っていたコトバを思い出した。 「土曜日にYへヘルプしに行った」と……。 もしかする今日いなかったとうちのメンバーがYにいるかもしれない。 パムがいる可能性なきにしもあらず。 こう閃いたからには、もはやじっとしれいられない。
再び電車に乗りYへ。 Yも生まれて初めて突入。 単身でよそのVoiceへ殴り込みするのは実に久しぶり。 7Aのときに湘南台へ行って以来である。
受付にVoiceのメンバーが載っていた。 あれ?うちのアレックスの名前が……。 そのことをスタッフに打ち明けると、 うちの講師陣がしょっちゅうヘルプに来ていることを教わる。 わしがうちの講師名を出さずとも向こうからどんどん懐かしい名前が出てくる出てくる。 ビルがYの専属になった話から、 T父さん、サム、タニア、ケイト、パム……。 向こうからパムの名前がでたとき、思わず大きな声で「パム!?」と叫んでしまいましたぜ。 興奮のあまり声が裏返っちゃった(汗)。
Yの受付はビルの1Fにあるけど、教室は全部地下にある!! Voiceルームの行き方がわからなくてスタッフさんじきじきに案内してもらう。 すでに10人近く生徒さんがいた。 教室の数はうちのNよりも多そうだけどVoiceルーム自体はうちのNよりせまく感じた。
4時過ぎのVoiceはすでに始まっていた。 担当講師はヴィンセント。オーストラリアはメルボルン出身。
俳優の誰かに似てるんだけど誰だか思い出せない。 生徒さんを2グループに分け、
"If you could live in any foreign country, where would you live? and why?"
を話し合い答えをひとつにまとめよ。とのご命題。 わしの属したグループではイタリア、ハワイ、NY(わし)、シドニーの意見がでた。 それぞれに魅力的な理由があり短時間でまとまるわけはなかった。 結局、ひとりずつ意見を出していくことになった。
ふたつめはピーター。アメリカ出身。
なんと彼は陸軍にいたそうで11年前にサウジアラビアへ派遣されたそうな。 最初のテーマは"solitude"。
"solitude"とはいったい何か? "finding peace"、"alone"、"temples & monks"、"removed"、"middle"、"ballance" といったコトバを彼は挙げていった。 キティ・ホークがつい最近横須賀に帰ってきたけど、それで何が起きた?とわれわれに尋ねてきた。 うわっ、わしの得意分野! 「たくさんのF-14とF/A-18が厚木に帰ってきた」とわしは反射的に答えた。 ピーターはつい最近日本にやってきた人らしく、 郊外で静かなところだと思ってたのに、これらの戦闘機がうるさくてかなわんと言っていた。 これも彼の"solitude"だそうである(笑)。
ふたつ目のテーマは"New style gyoza"。 彼は斬新な餃子店を開きたいのでアイデアをくれと言った。 チョコ餃子、ワイン餃子、BBQ餃子、メキシカン餃子、納豆餃子など素っ頓狂なアイデア大歓迎という感じだった。 うーむ。餃子じゃなくて軍事ネタもっと話したかった!
みっつめはシュウ
見た目は日本人だけど、彼もオーストラリアはメルボルン出身。 話からすると彼の家族は香港から豪州へ逃げてきたそうである。
彼はビスケットをもってきてみんなにふるまってくれた。 あと、バイリンガル版の少女漫画をもってきた。 さっそく漫画は好きか嫌いか? 映画と漫画どっちが面白いか? アメリカ漫画と日本の漫画ではどっちが面白いか? 各自好きな映画は何か? ビューティーコンテストをどう思うか?などをみなさんで話し合った。
よっつめはトム
ニューヨーク出身。昔横浜フリューゲルスにいたDFモネールに似ている。 話題はもっぱらクリスマス関連。 日本とアメリカでのクリスマスの過ごし方の違いとか、 クリスマスの時期に自殺者が増える話など。 彼はNYで業界紙の校正をやっていたそうである。 あと博物館で働いていたこともあるそうだ。 野球の話もでて、松井が果たしてMLBで活躍できるか? なぜヤンキースが松井を欲しがったか?など。 ヤンキースの話題をふってきたので、てっきりヤンキース・ファンかと思ったら、 実はメッツ・ファンだった。 ヤンキースタジアムに何度行ったことある?なんて思わず訊いちゃったよ。 地下鉄シリーズのときはメッツが不利なのわかってたのであまり興奮しなかったそうである。 わしが質問すればするほどドツボにはまってしまい申し訳なかったっす。
5つめは勝手知ったるアレックス
よそのNでうちの講師と当たるのはなんとも不思議な気分である。 どなたかそういう経験された方いらっしゃいますか?
ネタ的にはてんでバラバラで通勤ラッシュの話とか、 外国人に話し掛けられたことあるか?とか、 川崎大師に大勢で花見しに行ったら何もやってなかった話とか、 まもなく彼が中国へ旅行する話とか、 クリスマスの過ごし方とか、 彼の思いつくままという感じで、まったくつながりがなかった。
中国行きの話にビクっとした自分。 あれ?わしがパムをコンサートに誘ったとき、彼女はそのころ中国へ行っていると言ったっけ。 でもその後4週連続で彼女のレッスンに当たり、中国の土産話を聞かされることもなかった。 彼女が中国へ行った様子はない。
もしかしてパムとアレックスはくっついてるんじゃないか?
漠然とそんな疑惑がわしの頭をよぎった。 時期こそ違えども「中国」という共通の地名が出てきたのがものすごく気になった。
パムが11月初め以来うちのNに来ないのは、わしの知らない理由が他にあるに違いない。 それに関連して中国行きも延期になったのではないだろうか? パムとアレックスは一緒に中国へ行く!? パムになかなか会えないので確かめるすべもない。 ぜひ何としてでも確かめなくては!!

5コマ連続でVoiceは自分にとってたぶん新記録。 さすがに疲れてフラフラになった。
帰りに駅のホームでアレックスとばったり。 彼はわしが「なぜYへ来たのか?」さっそく訊いてきた。
わしは、「今日は好きな講師がいなかったので、他のブランチに行ってみようと思った」と答えた。 そして好きな講師の名前を挙げていく。
サーシャ、サム、T父さん、そしてパム……。
パムの名前を出したとき心臓が飛び出しそうになった。 アレックスは「サーシャはタイへ、サムは豪州へ、パムは多分働いているよ」 と教えてくれた。そうか、パムは日本にいることは確かなのだ。
しかし、わしは「どこで?」とは訊けなかった。 "Really?"というのが精一杯だった。
「タバコ吸いたいんだけど、喫煙所知ってる?君はタバコ吸う?」とアレックス。 わしは"I don't smoke."と答えた。 そこでわしとアレックスは別れた。 なんか親しさの中にも内心はお互いに火花散ってたなあ……っていう気がした。 ものすごく複雑な気持ちになりながら雨の中を帰った。 雨がやけに冷たく感じられた。