Music for Crowded Trains
通勤のお供

2000年11月前半分

Great Wall Of China/Tangerine Dream(11/15)
中国の万里の長城をテーマにしたビデオのサントラ。 音楽的には去年にリリースされた"Mars Polaris"と延長線上。 もうちょっといろんな音色に凝って欲しいんだけどなあ。 ワンパターンな音色が音楽そのものをつまらなくしちゃってる。 もっと面白い音楽を作れるはずなんだけど。
ここんとこ過労が酷くて更新ができません。 寝不足、腰痛、口内炎、倦怠感、鬱な精神状態で最悪です。 一刻も早くアレをナニしなくては!
とりあえず土曜日の動きをダイジェストで。
★11日土曜日★
英会話はヴァネッサとジェシー。 先週のレッスンで絶大なインパクトを与えてくれたノーマが具合悪くてお休みしたらしい。 なので、ヴァネッサのときはノーマに関するうわさ話で盛り上がってしまった。 ふたりともオーストラリア人だけど180度違う。 先生たちの間でもノーマに対してはいろいろあるらしくてなかなか面白かった。 彼女はやっぱり変わっているということで意見が一致した。 ジェシーとのレッスンは、生徒さんはぼくひとりだけでマンツーマンだった。 別にマンツーマンのレッスンを予約したわけではないのに! 他の生徒さんの予約が入らなかったらしいのだ。 おかげでふつうならば3ポイント消費するマンツーマンを1ポイント消費のみで済んでラッキーだった。 生まれて初めての1対1のレッスンも相手がジェシーでよかった。 話が詰まりそうになっても、音楽の趣味が一緒なので話をつなぐことができて助かった。
午後は飛行機を見に成田方面へ。 以前に行こうととしていけなかった「さくらの山」公園を目指して再チャレンジ。 今回は、飛行機雑誌と地図を入念にチェックしてからクルマで出かけた。 飛行機を見に行くなんて実に久しぶりである。 ナニが何でも公園をみつけるつもりでドライブした。 東関道の成田ICで降りた後、またしても迷ってしまったが、なんだかんだで見つけることができた。 どこにもこの公園を示す 表示が出ていないのは相変わらずだった。 目的の公園はR16エンドに面していて成田空港内の敷地を一望できる素晴らしいロケーションだった。 離陸していく飛行機が頭上目の前を飛んでいく。 寒い気候にもかかわらず、大勢の人が飛行機を見に来ていた。 エアバンドを聞きながら飛行機を見るのは、自分にとって実にシアワセなひとときである。 羽田とは違っていろんな外国の航空会社の飛行機を見れるのが嬉しい。 パイロットさんの英語もさまざまで、エアバンドも楽しい。 日没時間が早くなってきている季節のため、5時半には真っ暗になってしまった。 滑走路の誘導灯に明かりが灯ると、空港は昼間とはまた違った美しさになった。 風の冷たさも厳しくなってきたので撤収することにした。 南風の季節になれば、この公園からはアプローチの飛行機をどアップで見ることができる。 また来年の夏頃にここへ来たいなと思った。

Soundmill Navigator/Tangerine Dream(11/13)
'76年に行われたライブを収録。 デジタル・リマスタリングが施されていて、かなり昔の音源にもかかわらず驚くほど音がいい。 メロディがほとんどなくて、抽象的というかアンビエントな音楽を展開している。 後半からシーケンサーを用いた規則的なリズム・パートも出てくる。 ちなみにタイトル曲1曲のみを収録でトータル・タイムは約41分。 瞑想するときに最適なCD(?)。
★10日金曜日★
人間ドックを受けに朝から市ヶ谷方面まで行く。 超音波による内蔵の検査や、眼圧検査は何度やっても苦手。 胃のレントゲンを撮る際のバリウムが例年よりも増してメチャクチャ濃かった。 ドロドロが強くて、気持ち悪くなり吐きそうになった。 一通りの検診は約1時間で終わったが、まるで拷問であった。 せっかく健康な体も検査のせいで具合が悪くなってしまいそうな気がする。 検診後にいただける中華ランチがなんとも美味かった。 エビとグリンピースの炒め物、豚肉と野菜のオイスター・ソース炒め、 シュウマイ2個、タマゴ・スープ、ザーサイの漬け物におかゆ。 最後に杏仁豆腐のデザートまで出てくる豪華さに満足であった。 ハッキリ言って中華街よりもここの方が断然美味い! 横浜人のわしが言っているのだからマチガイないのだ。 検査の結果はいつもの通り病名「デブ」! しっかり痩せるようにと注意されてしまった(^-^;)。
この日は有給をとったので、超久しぶりに平日の街を満喫する。 まず新宿の高島屋を探検。 14階建てであんなに大きいとは驚いた。 ユニクロ、HMV、東急ハンズ、紀伊国屋書店も入っていてなかなかがんばっているようだ。 地下の食料品売場もなかなか活気があって、見ているだけで嬉しくなってしまう。 HMVで探していたTangerine DreamのCDもゲットできてホクホクだった。
ついでに渋谷のタワーレコードとHMVも物色していく。 The Beatlesのベスト盤がどちらのお店でもフライングして売っていた。 確か本当の発売日は13日のはずである。 しかし、お構いなしにど派手なキャンペーンが展開されていた。
いやー、それにしても平日の街は新鮮ですな。 土日とは雰囲気がぜんぜん違うような気がする。 のびのびと自由を味わって、ふだんの鬱憤とストレスを一気に晴らせたような気がした。 コンクリートのなかに閉じこめられて、 毎日ウロウロとアレをしているなんてぼくには絶対似合わないし、自分には合っていない。 そんなことも実感した1日だった。

All That You Can't Leave Behind/U2(11/8)
U2の新作はとても聞き易くて安心しました。 ここ最近の実験的アプローチにはいまいちついていけなかったので。 エッジのギターの音もぜんぜん昔と変わっていない。
週末の行動をダイジェストで
★3日(金曜日)★
天気は雨。
英会話はレベル6で初のレッスン。 のっけはちょっと緊張する。 1レッスン目の先生はオーストラリア生まれのノーマ。 黒人女性でかなり奇抜なメイクとファッション。 かなりごり押しの迫力あるレッスンでたじたじとなってしまった。
2レッスン目はオーストラリア人のジョン。 「眠り」と「夢」の話しがテーマでとても面白かった。 彼のギャグも上々でかなり盛り上がった。
午後は中華街へランチを食べに行く。 天気は悪かったけれど、かなりの人出で人気店にはあちこち行列ができていた。 たまたま入ったお店で飲茶のコースをいただく。 が、しかし、料理やサービスの質は決して誉められたものではなかった。 2度とそのお店へは行かないでありましょう(^-^;)。 (あえてお店の名前は出しません)
★4日(土曜日)★
貧乏くじをひいて出勤デー。 こういう日に限って天気がメチャクチャ良かったりする。 気分は思いっきりブルーな1日であった。 明け方のまだ真っ暗な頃に起きて出かけ、 あたりが真っ暗になったころ、ようやっと仕事が終わる。 英会話もこの日はなし。 自分の用事はなにひとつできず、ただただ空しさだけが残った。 せめてジュリア(仮名)に会いたかった。
★5日(日曜日)★
天気予報では崩れると言われていたが、見事に晴れてくれた。 ふだんの行いがよいせいかもしれない。 せっかくのいい天気に、英会話というのもちょっと悲しかった。 今回はオーストラリア人女性のサーシャと、 この前レベルアップに推薦してくれたトニー。 このところ豪州の先生ばかりだ。 レベル6の他の生徒さんの実力をみていると、以前の7Aと大差はなく、ちょっとがっかり。 もっとすごい人がいっぱいいるのかと思っていたので。
午後は買い物したり、横浜でCDを物色したりで終わってしまった。 そういえば最近はぜんぜん飛行機を見に行っていないなあ。 キティ・ホークが1日も早く帰ってきてくれるのを祈るのみ。

Euphony/Casiopea(11/5)
今日はお休みなので、今回は買い物のBGMですな。 カシオペアといえば夏の音楽というイメージを抱きがちだけど、 これに限っていえば「秋」! "Pure Green"の切ないメロで涙が出そうになった。 人の心をくすぐる隠れた名曲だと思います。
Nで英会話したあとに、お昼頃SR内にあるパン屋さんで朝飯用のパンを買った。 そのあと、Nさき屋へハシゴしてソフトドリンクの買い物をした。 いったん、うちに帰って一服してからクルマで出かけた。 運転している最中にNさきやでパンを置き忘れているかも知れないことに、突然気がついた。 用事を済ませた後うちに帰ってみると、やはりパンがどこにもない!
うぐ!しまった!!どうも最近物忘れが激しい。
日頃の酷いストレスのせいなのであろうか。 おそるおそる、再びNさきやへ行ってみる。 食料品売場のサービスカウンターに見覚えのある赤い袋がおいてあった。
ひゃー!恥ずかしい!!
どうやらサッカーで買い物の袋詰めに夢中になるあまり、 パンをすっかり忘れてしまったようなのだ。 サービスカウンターにいた店員さんに
「あのー、すみません。あのパンどうやらぼくが忘れたものみたいなんですけど。。。 中に4っつ入ってたらたぶんそうです。」
袋の中をのぞき込む店員さん。
「一応お確かめください」
「やっぱりそうです。どうもスミマセンデシタ」
こうしてぼくのパンは無事手元に戻りました。 しっかりサービスカウンターに届けていただいた方に感謝感謝であります!
世の中まだ捨てたものではないようです。

Unplugged(The Official Bootleg)/Paul McCartney(11/2)
'91年1月25日にウェンブリーで行われたアコースティック・ライブを収録。 もともとはMTVの「アンプラグド」収録向けに行われたライブをCD化したもの。 ビートルズ時代の曲を中心にオールディーズのスタンダード・ナンバーを織り交ぜて、 ほのぼのとした雰囲気のライブとなっている。 秋にはアコースティックな音が合うような気がする。
★30日月曜日★
レベルアップの結果を訊くために会社の帰りにNへ寄る。 この日は珍しく早く帰れたのでラッキーだった。 午後8時半頃の相鉄ライフ4Fはさすがにガランとしていた。 受付嬢に結果を訊く。
「OKです」
やった!あまりの嬉しさに一目をはばからずガッツポーズをしてしまった。 かなり大袈裟に決めたので、受付嬢に笑われてしまった。 自分の努力によって、何かを勝ち取るのはとても気持ちいい。 この手の快感は実に久しぶりだ。 自分ががんばった分だけ、それが結果として出てくるのはなかなかいいものだ。
当初は、
「得意な英語でアレできたらいいなあ」
みたいな単なる「願望」でNに通い始めた。
が、今となっては、
「自分は得意な英語でアレをすべきだ」、「自分は絶対にアレをナニすべきだ」
という「確信」へとかわってきた。 さっそく、レベル6のレッスンを予約しておく。 果たしてどれだけ高度なレッスンになるのか、とても楽しみだ。

The Michael Schenker Group/The Michael Schenker Group(11/1)
MSGのファースト・アルバム。 今回聴いたのは今年になって再発されたデジタル・リマスター盤。 ボーナストラックとしてEP盤の「ハーフ・ライブ」の音源が収録されているのが嬉しい。 "Armed And Ready"と"Into The Arena"のライブ音源で、こちらではコージー・パウエルがドラムスを叩いているのだ。 このときのコージーは絶好調でとにかく格好いい。 特に"Into The Arena"の方では主役のマイケルを完全に食ってしまっているほどすごい。 ちなみに本編の方ではサイモン・フィリップスがドラムスを叩いている。 両者のプレイの違いを聴き比べてみるの面白い。
★29日日曜日★
雨の1日で肌寒い。 野球が終わってしまい、なんだか気が抜けてしまった感じ。 いつもは自転車で通っている英会話も、歩きで行かなくてはならない。 この日のレッスンは消化試合。 へたくそな英語を連発したらレベルアップが取り止めになってしまうのだろうか? まずそんなことはないと思うが今日はいつもより慎重にしゃべるつもり。 ジュリア(仮名)は朝からいた。
1レッスン目はオーストラリア人のヴァネッサ。 彼女とは2回目。 前回、自分が自己紹介したときに、うちでいっぱい猫を飼っていると話したことを彼女は覚えていてくれた。 言った当人はそんなことをしゃべったのを忘れていたので、びっくりしてしまった。 自分のことを覚えてくれていて、なんだかとても嬉しかった。 テーマは比較級と最上級。 いろんなものを比べる言い方を練習する。 それ以外にも、テキストに出てきたいろんな英単語の概念を教えてくれてとてもタメになった。 たとえば"modern"。 これはよく「近代的な」とか「斬新な」といった意味に訳されるけれど、 ただ「新しい」という意味で使われるわけではない。 モノのデザインや概念や思想が"up to date"なものにこのコトバが当てはまる。 "abstract"=「抽象的な」の解釈も面白かった。 やはり、英英辞典を買わなくちゃダメかななどと思ったりした。
2レッスン目はアレックス。 吹き出しのないマンガのカードを使って、ストーリーを作っていく。 10数枚ほどのカードをストーリーが成立するように並べていく。 生徒サンが順番にカードの絵を見ながらワン・センテンスづつストーリーを作っていく。 とにかく、自分のイマジネーションをフルに働かせないと、英語が出てこない。
朝起きて、友達をピクニックに誘い、クルマで景勝地へ出かける。 草原でランチを楽しんでいると、とつぜん牛がやってきた。 慌ててクルマへ逃げる人間たち。 牛はかれらのランチを取り上げて食べてしまう。 結局、せっかくのランチは台無しになり途方に暮れながらクルマでおうちへ帰ることになってしまった。 みたいなお話が完成した。
レッスンが終わったあと、いよいよ筆記試験を受ける。 空いているブースでひとり寂しく答案を埋めていく。 隣の部屋でテレビ電話によるレッスンを相手しているヴァネッサの声が壁越しに聞こえてくる。 入学したときの実力判定テストを思い出す。 問題は全部4者択一で50問で時間制限なし。 なかなかよくできた問題で、7Aで学んだことが上手い具合にまんべんなく網羅されていた。 いままでレッスンしてきた内容がちゃんと理解できているかどうかが、ばっちりバレてしまうしくみになっていた。 何カ所かかなり迷ってしまう問題があったが、15分くらいで完成。 受付嬢によると、70%以上正解しないと合格できないらしい。 合否の結果は月曜日の夕方にわかるとのこと。 試験の出来に自信はあるが下駄を履くまでわからない。 ジュリア(仮名)はまた接客中だった。 なんていつもタイミングが悪いのだろう。 後ろ髪引かれる思いでNから引き上げる。 まだやまぬ雨が一層冷たく感じられた。