Music for Crowded Trains
通勤のお供

2000年11月後半分

Slippery When Wet/Bon Jovi(11/27)
全米アルバムチャートで8週連続No.1。 全世界で1800万枚以上売り上げた彼らの出世作。 大ヒットシングル"You Give Love A Bad Name"や"Livin' On A Prayer" などを収録。とにかく捨て曲なしで最後まで飽きさせず聴かせてしまうのはすごい。 改めて彼らの当時のパワーに圧倒された。
なぜ毎日のように、
いったい何でこんなことやっているのだろう?
何が楽しくてこんなことを続けているのだろう?
自分は何のために生きているのだろう?
という疑問が湧いてきて落ち込んでしまうのか、ようやっと理由がわかった。
今のアレに夢も希望も持てないからだ。 今のアレを続けることに対して何の魅力も感じられないし、 なんの興味もない。 あと何年こんなことを続けなければいけないのだろう? などと考え出すと心から自殺したくなってくる。
とにかく今の自分は自分のやりたいことをやっていない!
朝6時に起きて出かけ、夜中12時に帰ってくる生活も、 自分のやりたいことをやっていてその状態ならばまだいい。 そうじゃないから、つらすぎるのだ。 そのうち気が狂うか、病気になるか、過労死するかのどれかだろう。
これとは裏腹に、Nで英会話しているときは心から幸せな気分になれる。 ああ自分は好きなことをやっているんだ! 自分は生きているんだ!ってことを実感できるし、 やり終えたあとは心地よい疲労感と充実感でいっぱいになる。 なぜなら、英語には自分の夢と希望がいっぱい詰まっているからだ。
Nにはイギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダの先生がいる。 いろんな価値観と触れ合うことによって、自分の世界も広がっていくし、 とてもいい刺激を得ることができる。 今までの自分がアレの偏狭的な価値観によっていかにがんじがらめにされていたのかがよーくわかってきた。 平日の生活は刑務所に服役している囚人とたして変わりはない。 もはや、今のアレに対してわずかな迷いも未練もない。 自分のやりたいことを始めるために、アレをナニするのだ。 前進あるのみ!!

1/The Beatles(11/22)
ヒットチャートで1位になったシングル曲を集めたベスト盤。 彼らのヒット曲が古い順に並んで収録されている。 目玉は"A Hard Day's Night"、"Can't Buy Me Love"、"Eight Days A Week"のステレオ・ヴァージョン。 これらの曲が収録されているオリジナル・アルバム"A Hard Day's Night"や"Beatles For Sale"のCDは、 モノラルなのだ(アナログ盤はステレオだった)。 なんだよEMI!ちゃんとまだステレオの音源を持ってるんじゃないですか! こうなったらオリジナルの方も全部ステレオ化して再発して欲しいですな。 やっぱステレオの方が聞き易いですよ。 このCDは英国のヒットチャートで1位に輝いたらしく、 彼らの人気は未だ衰えることを知らないようだ。
★18日(土曜日)★
サイアクの1日
朝6時に起きて働きに行き、うちに帰れたのは夜の8時過ぎ。 英会話もできず、買い物もできず、自分の用事は何もできなかった。 こんなときに限って、天気がめちゃくちゃよかったりする。 ざんざんと雨でも降ってくれれば、多少は諦めがつくのに……。 ボロボロに疲れ果てて、ビールの味すらわからなかった。
いったい何でこんなことやっているのだろう?
何が楽しくてこんなことを続けているのだろう?
自分は何のために生きているのだろう?
いつもの疑問が疲労で麻痺した脳の中を駆けめぐる。 晩ごはんを食べたあと、すぐに寝てしまった。
★19日(日曜日)★
朝9時過ぎに慌てて起きる。 この日の英会話はいつもより早めの予約を取っていたのだ。 メチャクチャ起きるのがつらかった。 疲労は残りまくりで、体中が重くだるかった。 10時ちょっと前にNへ到着。ねむい。
最初はスティーブというロンドン出身の先生と初めてレッスン。 ホンモノの英国アクセントは実に格好良かった。 ゆるげんがどう逆立ちしても、あのブリティッシュ・イングリッシュはマネできません。 ヨーロッパの香りを感じさせる独特の発音をわしもマスターしてみたいと思った。
2レッスン目はカナダ人のグレン。 この人の説明はとても的確でわかりやすく、安心して受けていられる。 "I want him to do for you."
というような「誰々が誰々のために誰々に何をしてほしい」といった表現がテーマだった。 英語の表現上にそれぞれの人物を的確に当てはめて指示しなくてはならない。 この手の言い方も慌てると頭の中がごっちゃになる危険性がある。 とにかくこの日のレッスンは眠くて眠くて半分寝ぼけながらであった。
午後は横浜のANで最後の(?)お買い物。 ANは今月の26日を最後に閉店してしまうため、セールをやっているとお電話をいただいていたのだ。 このお店でどれだけCDを買ったことだろう。 わしは昔からこのお店の売上に貢献していたのに、閉店の知らせとはまさに寝耳に水であった。 このお店では、会員カードを提示すると国内盤が20%オフで買える。 自分の場合、顔パスで割り引きしてもらえるほど店員さんとも親しくしていただけに残念で仕方がない。 おなじみの店員さんともお話したけど、 表面上は明るく振る舞っていても、どこか悲しげでこっちの心も痛くなってしまった。
旧譜のめぼしいものはほとんどすでに売れてしまっていた。 新譜のCDと映画のDVDを買う。 これがここでの最後の買い物かと思うと寂しい気持ちでいっぱいになった。 これからはどこでCDを買えばいいのだろう?
午後3時頃うちに戻って、エアバンドを聴きながら寝そべっていたら、 いつの間にか眠りに落ちていた。 結局夜7時過ぎころまで寝てしまい、貴重な休日の午後を無駄にしてしまった。

BBC Sessions/The Jimi Hendrix Experience(11/17)
英国放送協会の音楽番組用に収録されたスタジオ・ライブの集大成。 録音はモノラルだが、緊迫したなまなましい演奏を十二分に楽しむことが出きる。 ジミのプレイを聴いていたら、自分も久しぶりにギターをいじりたくなってきた。 とかいいつつ、たぶんいじらないと思うけど(^-^;)。
★12日日曜日★
英会話はサーシャとジェシーだった。 前の週に初めてサーシャとレッスンを体験したのだが、彼女はボクのことを覚えてくれていた。 彼女はNの講師になる前はキック・ボクシングをやっていたらしい。 見た目はそんな風にぜんぜん見えないのでかなり意外な気がした。 現在はヴァネッサとアンネッテと一緒に住んでいるらしい。
ジェシーのレッスンはなかなか難しかった。 英語による相槌のうちかたを特訓したのだが、とっさに出てこなくてかなり苦労した。
"So do I."
"Neither do I"
"I do"
"I don't"
と4種類の答え方を、
相手の意見と自分の意見が同じかどうか?
相手の意見に対して自分の意見が賛成か反対か?
といったふたつの条件の組み合わせで使い分けるのだ。 使い分け方はこのように論理的なので、よく考えれば迷うことはないのだが、 反射的にとっさに言おうとすると、まだ馴れていないのでスンナリとはいかないのである。 もし、これらをスマートに使いこなせる人がいたら、その人はかなりの英語の使い手と見ていい。 今回のレッスンを通じてまたひとつ、英語の奥深さを痛感することになった(大袈裟かな(^-^;))。
午後は緑園都市のおそば屋さんで、天丼とざるのセットで舌鼓。 食料品などを買い物して過ごした。 ほんとは自転車でエクササイズしたかったのだけど、 疲れがたまっていたせいか、ぐうぐうと昼寝してしまい貴重な休日をつぶしてしまった。