Music for Crowded Trains
通勤のお供

2000年7月後半分

Vault/Def Leppard(7/31)
'80年から'95年までの代表曲を集めたベスト盤。 2枚組になっていて、2枚目には'93年にシェフィールドで行われたライブが収録されている。 次から次へと大好きな曲が出てくるので、このCDを聞いていると時間がとても短く感じられる。 彼らのヒット曲の多さに改めて驚いたりもする。 今朝はボリュームをちょっと抑え気味にして楽しんでみた。 そうするほうが、スティーヴ・クラークがもたらしたワビ・サビの部分が浮き上がってくるように思ったから。 "Love Bites"は永遠の名曲。
7月29日土曜日その1
午前中は英会話。 貴重な休みの午後はやはり自由に動きたいので、どうしても午前中に英会話の予定を入れることになる。 今回の担当はアレックス!! Nの受付にて、人目もはばからず「ラッキー!」とガッツポーズをしてしまう。 彼女ならば今日のレッスンは安泰だ。 レッスン開始のチャイムが鳴り、ぞろぞろ外人講師が控え室から出てきて各教室に向かってくる。 アレックスと目が合うと、向こうからニコッと微笑えんできた。 うむうむ。なかなかいい傾向だ。こっちも精一杯のスマイルを返す。 今日の彼女は髪を後ろで束ねているわけではなく普通にしていた。 いつもより大人っぽく見えた。 女性は髪型次第でえらく印象が違って見えるモノだ。 今回のテーマは「電話でのやりとり」。 電話で話したい相手が外出中とかでいない場合、 どうやって相手に自分のメッセージを伝えるかがポイントだった。 今回はテキストを使わずに、彼女のアイデアによるレッスンだったのでとても新鮮だった。 テキストのテーマは"過去形"ばっかりなので、多少飽きてきた。 そんなおりに、テキストに縛られない彼女ならではの趣向を凝らしたレッスンをしてくれるのが嬉しい。 それだけ、われわれのためにレッスンの前にいろいろ作戦を考えてきてくれているということだ。 こっちも彼女の意気込みに応えてあげなくてはと思う。
1回のレッスンは40分。 最初の頃はこの40分がえらく長く感じられ、とてもしんどかった。 1レッスンが終わるとヘロヘロに疲れてしまったものだ。 しかし、だいぶ馴れてきたせいか、最近は40分がとても短く感じられるようになってきた。 それだけ、レッスンを楽しむ余裕ができてきたということなのだろう。 始めた頃は、英語を頭の中で考えすぎていたように思う。 考えすぎる方がかえって、間違った英語になってしまう。 現在は、どちからかというと感覚で英語をしゃべっているような気がする。 出てくるままにしゃべったほうが、結局、マチガイも少ないみたいなのだ。 他の生徒がしゃべっているときの時間がもったいないので、 少しでも多くのものを吸収しようと、なるべく彼女の顔を注目しているようにしていた。 いつか、1対1のマンツーマンレッスンをとってみようかな。 でも、そのときの相手がアレックスになるかどうかは神のみぞ知る。 というわけで、今回のレッスンはあともうちょっとやりたいぞ! と思ったところで終了の鐘が鳴ってしまった。 そろそろ、Voiceに挑戦してみるタイミングなのかもしれない。

A Momentary Lapse Of Reason/Pink Floyd(7/28)
'87年に発表された16作目。 ロジャー・ウォーターズが脱退し、 メンバーはデイヴ・ギルモア、ニック・メイソン、リチャード・ライトの3人となってしまった。 当時、"On The Turning Away"のプロモを見て、ぜひこのアルバムを聞いてみたいと思った。 そのときのデイヴのギター・ソロがとても格好良かったのだ。
今、いちばん食べたいものベスト3:
うなぎ(土用の日だしねえ)
天丼(昨日のどっちの料理ショーの影響)
カツ丼(上に同じ)
一度に全部食べるのは無理。 週末にどういうローテーションを組もうか考え中。

Face The Heat/Scorpions(7/27)
'cause we all under the same sun
we all walk under the same moon
then why, why can't we live as one
'cause we all live under the same sky
we all look up at the same stars
then why, tell me why can't we live as one
(by Mark Hudson)
7月23日日曜日その2
日曜日の午後は何をやったのか、いまいち記憶がない。 炎天下にチャリを繰り出して、あちこち買い物したような気がする。 疲れがぜんぜん抜けなくて、チャリをこぐのにまったく力が入らなかった。 なので、遠出はせずに近所のスーパーをハシゴするだけに留まった。 夕方に大和までクルマを運転する。 べつに用事はなくて、ただの暇つぶし。 1度だけ戦闘機の爆音が聞こえたのだが、周りの建物が邪魔で姿はまったく見えなかった。 図太い音はたぶんF/A-18だったと思う。
疲れをとるために、出かけないで昼寝すればよかったカナ?とちょっとだけ後悔した。 でも、せっかくの休日でいい天気の日に、うちでじっとしているなんて耐えられない。 なんだかとてももったいない気がするのだ。 それだけ、ふだんのウィーク・デイは何もできないということ。

Secrets Of Astrology/Lana Lane(7/26)
今年の4月にリリースされた彼女の新譜。 チューニングをかなり下げたギターの音がやたらと印象的で、 全体的によりヘヴィさを狙った感がある。 しかし、ギタリストのふたりにこれといった個性が感じられず、もどかしい。 彼らがもっと自由奔放に弾きまくっていれば、もっと面白い作品に仕上がったはずだ。 もっとも感銘を受けたのは7曲目の"Under The Sun"。 美しいバラードで心が洗われる思いがした。
7月23日日曜日
午前中に英会話。 昨日からの疲れが残ったままで体中がだるいし眠い。 朝10時まで寝坊したのだけど、いまいち熟睡感に乏しかった。 というのも、昨晩はあまりの暑さのために寝苦しくて、何度も目が醒めてしまったからだ。 今回の先生はジェシー。 デトロイト出身の白人男性で、たぶんまだ若い。 つい最近Nの先生になったらしい。 わしら生徒よりも、彼の方がかなり緊張してナーヴァスになっていたようだ。 眼鏡をかけていて、コント赤信号の小宮にちょっと似ているかな(?)。 なかなか真面目な青年で、わしらの質問にしっかりと答えてくれた。 しかし、先生になってからまだ3週間ということで、レッスンの進め方はかなりぎこちなかった。 間が悪いというか、まだコツを覚えていないという感じ。 今回のレッスンに関しては、気持ちよく英語をしゃべったという感じがしなかった。 まあ、これから彼も経験を積んでいけばうまくなっていくことでしょう。

Open The Window-Close The Door/Thunder(7/25)
2000年3月、クラブチッタ川崎で行われたライブからベスト・テイクを集めて編集されたライブ盤。 バンド結成10年目にして経済的に行き詰まり解散が決定。 日本のファンに最後の勇姿を見せようという彼らの心意気が伝わってくる。 かといって悲観的な雰囲気はまったくなく、精一杯最後の瞬間を楽しもうとしている姿が目に浮かんでくる。 改めて、彼らの解散は勿体ないと痛感した。 音楽界にとって彼らの解散は損失である。 こんなにいいバンドが解散しなければならない状況に追い込んだ音楽シーンは明らかに腐敗している。
7月22日土曜日
この日は出勤。 朝4時半に目を覚まし、疲れで重い体を引きずりながら5時38分発の電車に乗る。 行きの電車はすべて座れて寝ることができた。 が、肩、背中、腰が痛くなってあまりありがたくはない。 もちろんずうっと立っているよりはましだけど。 7時10分過ぎに会社に着き、午後4時半まで働いた。 疲れてすでにヨレヨレの状態。 帰りの電車こそ座って寝て帰りたかったのだが、 世の中は夏休みに入ったため、親子連れの客で結構混んでいてぜんぜん座れなかった。 この日の英会話の予約はあえて入れなかった。 入れなくて正解。 とてもじゃないけど、英語で太刀打ちできる体力はまったく残っていなかった。 プロ野球のオールスター戦を見たあと、すぐ眠りに落ちてしまった。

Sabbath Bloody Sabbath/Black Sabbath(7/24)
'73年12月にリリースされた5th。 全体を通してかなり凝ったアレンジが印象的。 いろんなバンドがこのアルバムに収録されている曲をカヴァーしているような気がする。 そういえば、カーディガンズがタイトル曲をカヴァーしていたっけ……。
7月20日海の日
とにかく嬉しい祝日は、朝からとてもいい天気だった。 しかし、疲れがたまっていたせいか午前10時まで寝坊してしまう。 午前中は英会話。 ようやっと初めて女性の生徒さんと一緒になった\(^o^)/バンザーイ。 相鉄線沿線に住んでる若きOLさんだった。 彼女の発音の良さにびっくり。 彼女は旅行が好きであちこち外国へ行ったことがあるそうな。
今回の先生はケヴィン。 彼はかなり小柄の白人でびんぞこメガネをかけている。 パッと見はケント・デリカットというところか。 彼はカナダ出身だそうで、彼もかなりの旅行好き。 日本国内もけっこういろんなところへ行ったことがあるらしい。 今回のテーマは現在完了形。 テキストもヨーロッパ旅行のお話になっていて、 「Have you ever been to 〜? (どこそこへ行ったことがある?)」 という感じの会話がキーポイントだった。 わしのほうは、なんなくこなせたが、もうひとりの女性の方が過去分詞で動詞を言えなくてかなり苦労していた。 英語も習うよりは慣れろだな。というのが実感であった。
午後は、横浜で久しぶりにCDを買いにいく。 夕方に、自転車で厚木基地へ出かけた。 日本ではホリディの今日だけど、アメリカではただの平日。 飛行機が飛ぶ可能性はかなり高かった。 期待通り、E2-Cホークアイ1機とF-14トムキャット3機のタッチ・アンド・ゴーを見ることができた。 中でもNF104のトムキャットが圧巻だった。 最近アメリカから補充のためにやってきたばかりの機体らしく、 尾翼にBlack Nightsのペイントがされていなくて、まっさらな状態だった。 厚木に猛スピードでアプローチしてきたときは、羽を閉じて逆三角形の形だった。 空港の上空を旋回してタッチ・アンド・ゴーの体制にはいるときは、 羽を開いていた。 着陸するときに、左右に大きく体を揺らしながら降りてくる姿がかなり刺激的であった。 パイロットが新しい飛行機の機動を試しているかのようだった。
この日の夜は山下公園で花火大会があった。 お昼くらいから横浜駅は浴衣姿の若いお姉さん達でいっぱいだった。 混雑がうんざりだったので、わしはいかなかったが、 音はうちまで聞こえてきた。 いよいよ本格的な夏の到来である。

Antique Dreams/Tangerine Dream(7/21)
'77年から'88年の間に録音されて、まだ未発表の音源を集めたもの。 1曲目の"Oedipus Tyrannus Overture"は思いっきりアンビエント。 メロディが一切なく、映画の効果音のような音楽。 もし、アルバム通してこの手の曲ばっかりだと、聞くのがつらいなあ。 と、のっけはかなり不安な出だしであった。 2曲目からまともな音楽になったので一安心。 昔の作品が多いのでアナログ・シンセの図太い音を楽しめる。
7月16日日曜日
朝からいい天気でかなり暑い。 午前中は英会話。 今回の先生はソーントン。 土曜日にアレックス、日曜日にソーントンが担当とは、先週とまったく同じパターン。 なんてラッキーな組み合わせなのだろう。 彼が担当の時は安心してレッスンに挑める。 彼が進めていくがままに、ついていけばいい。 うまーくノセられて、知らず知らずのうちに楽しく英会話してしまう。 この日もクソ暑いのに彼はネクタイをキチン締めてスーツの上着を着ていた。 こっちはTシャツにジーンズとラフな格好して行っただけに、なんだか申し訳ない感じ(^-^;)。 レッスンの最後に自分たちの仕事について軽いディスカッションのようなものをやった。 話し合いが終わったあと、われわれのおかしな英語のマチガイを指摘してくれる。 やはり、ソーントンの指摘はだれよりも細かく的確だ。 他の若い先生が見逃してしまうような点もきっちりチェックしてくれる。 ほんとにありがたいこってす。 ちなみにソーントンのレッスンは今回で3回目。 まだ10回そこそこしかやってないけど、いまのところ彼が最多のレッスン回数である。 ようやっと馴れてきたせいか、レッスン終了後にどっと疲労困憊ということはなくなってきた。 余裕がでてきたというか。 来月あたりから、1日2レッスンに挑戦してみようかな……。
午後は自転車で厚木基地まで行くが、 飛行機は何も飛ばず、単なるくたびれもうけになってしまった。
夜に皆既月食を鑑賞する。 1時間数十分も皆既状態が続く月食は江戸時代以来だとか。 これを見逃すと120年後まで待たなくてはならない。 そのころは、ぜったい自分は生きていない(^-^;)。 自宅そばの駐車場で月が欠けていく様子を見ていた。 近所の人はだれも見ていないようだ。 もったいないなあ。 オレンジ色の皆既に入ってからは自分の部屋から眺める。 寝そべっていると、ちょうど窓から月が見えた。 オレンジ色の濃さ、明るさが刻々と変化していく様子を楽しんでいたら、 いつの間にか眠ってしまった。

Repeat Offender/Richard Marx(7/19)
'89年発表のセカンド・アルバム。 大ヒット曲の"Satisfied"、"Right Here Waiting"を収録。 今朝はバラードの"Angelia"がとても心に残った。 音から判断するに、全編シングルコイルのストラト・キャスターを使っているらしい。 アウト・オヴ・フェイズによるリズム・パートが歯切れ良く気持ちいい。 ポップな曲はモチロンのこと、ギターの音もたっぷり楽しめた。
7月15日土曜日(その3)
日が暮れてくると、お腹も激しく空いてきた。 ビッグ・バードで飛行機を眺めつつ、ご飯を食べることにする。 羽田空港の第2駐車場へクルマを停めるために行くと、駐車場の入口にも警官が立っていた。 サミットはまだ先なのにゴクロウサマなことです。 警官には運転免許証を調べられただけで無事通された。 飛行機に乗りに行くわけでもなく、見送りでもお出迎えでもなく、 ただご飯を食べに来ただけなので、もし職務質問されたらしどろもどろになってしまったかもしれない。 ビッグバード4Fの真ん中にあるレストランで食事したあと、屋上の展望デッキで夜の飛行機ウォッチングを楽しむ。 展望デッキが近くなると、ジェット・エンジンの金属的なアイドリング音が聞こえ、排気ガスが匂ってくる。 屋上に出たとたん、JALのB-747が目の前にいる。 そばで見ると改めてその大きさがよく実感できる。 こんな大きな鉄の塊が空を飛ぶなんてホントに不思議だ。 さらに屋上の階段を登って展望デッキに出ると、青、緑、赤のランプが宝石のように輝いて真っ暗な空港の地面を彩りとてもキレイだった。 お台場の観覧車や東京タワーの夜景もよく見えた。 食事している間にランウェイチェンジがあったようで、 離陸がR16R(A滑走路)、着陸がR16L(C滑走路)に変わっていた。 A滑走路の方がビッグバードに近いため、離陸する飛行機の姿がよく見えた。 爆音もほどよく伝わってくる。 飛行機の窓からキャビンの明かりが見える。 夜8時過ぎでも出発する飛行機の数がそれなりにあるのはちょっと驚きだった。 到着した飛行機が順序よくそれぞれのターミナルへ入っていく。 夜空にはこれから着陸しようとする飛行機の明かりがいくつも見える。 展望デッキをパトロールしていた警官も、しばし仕事を忘れて飛行機を眺めている姿をわしは見逃さなかった。 ここへ来れば、たとえお巡りさんでも誰でも飛行機の姿に目を奪われること請け合い! 日頃のイヤなことを忘れたいときは、ぜひ羽田のビッグバードへ行って欲しい。 童心に帰ることができるかも。

Eating Pleasure/Sandii(7/18)
細野晴臣プロデュース作品。 演奏に細野さん、坂本龍一、高橋幸宏とYMOの3人が参加している。 ほかにも、大村憲司、松武秀樹、クリス・モスデルなどYMO人脈の人たちの名前もクレジットされている。 "Drip Dry Eys"は幸宏さんのソロアルバム「ニウロマンティック」にも収録されていた曲でアレンジがかなり異っている。 このアルバムがリリースされたのは'80年。 YMOが「増殖」から「BGM」へと大きく音楽性を変えていく過渡期にあたり、 このCDの音づくりにもそのときの状況がかなり反映されている。
7月15日土曜日(その2)
午前中に英会話、午後にどこかへ飛行機を見に行くというのが 最近の週末の過ごし方として定着してきた。この日も例外ではなかった。 先週に引き続き京浜島と城南島へ行ってきた。 さらに羽田空港のビッグバードにも。 今回はRunway 22 approach(B滑走路へ進入)だったので、 着陸してくる飛行機を間近に楽しむことができた。 この日、最初に訪れた京浜島つばさ公園とB滑走路は海を挟んでちょうど平行に位置している。 なので、飛行機が着陸する様子を真横から見ることができた。 大きなB-747も、小さなMD-87も、ほぼ同じ位置でタッチダウンすることがわかった。 VOR-DMEアプローチの威力なのかもしれない。 公園には警官がうようよいたし、海には警視庁の船が頻繁に通って警戒していた。 沖縄サミットは確か19日から開かれるのに、ずいぶん前から警戒してるなあ。 場所を城南島に移しても警戒態勢は同様だった。 エアバンド・レシーバーが怪しまれはしないかとちょっと不安だった。 海浜公園の駐車場にクルマを停めると、すぐ目の前を飛行機が通過していった。 公園の海沿いの遊歩道のすぐ斜め上を飛行機が通って着陸していく。 明らかにつばさ公園よりも飛行機が近くに見える。 爆音もうるさいくらいダイレクトに聞こえてくる。 B-747が通ると音も姿もなかなかの迫力だった。 公園のそばの海に見える赤い中途半端な橋桁のようなものは、実は進入灯であることを今回初めて知った。 R22 approachのとき、飛行機の通り道を案内するためにランプがつくのだ。 羽田のトラフィックは相変わらず激しく、ひっきりなしに飛んでくるし、飛んでいく。 おかげでひとつトラブルを目撃してしまった。 B-777のANA32便に着陸のクリアランスが管制塔から出ていたのだが、降りられずに滑走路の上をそのまま飛んでいってしまった。 ANA32便とその前に着陸した飛行機との距離がやたらと接近していたのは、端から見ていても明らかだった。 おそらく、前の着陸機が滑走路から出きらないうちに、ANA32便も空港の目の前に達してしまったのだろう。 興味津々でパイロットと管制塔のやりとりを聞いていたのだが、逆上している様子はなく、お互いに淡々と冷静に対応していた。 いったん東京Departureに周波数を替え、ある程度まで高度を上げてから東京Raderがファイナル・アプローチ・コースを指示していた。 飛行機同士の距離がつまりすぎて着陸できないという事態は、羽田ではもはや珍しくないのかもしれない。 余計な会話は一切なかった。 延々と数十分かけてぐるーっと空を一周してきたANA32便は2度目のアプローチで着陸をなんなく決めていった。 果たして、飛行機に乗っていたお客はどんな気分だったのだろう? 着陸すると思っていたのに、また空に上がっていってしまったら? ヒコーキ野郎の自分がもしあの機に乗っていたら、ちょっと得した気分を味わっていたかもしれない。 しかし、普通の人にとっては生きた心地がしなかったであろう。 クルーがお客に対して今回の事態をどんな風に説明していたのかちょっと気になるところ。
夕暮れになると進入灯の明かりが飛行機の腹に反射して、とてもロマンティックな映像になっていった。

Made In Melbourne/Casiopea(7/17)
'92年2月にオーストラリアはメルボルンで行われたライブを収録したもの。 彼らのアルバム"Full Colors"と"Active"からのレパートリーで構成されている。 ただ単にスタジオ・アルバムと同じフレーズをなぞるのではなくて、 随所にインプロヴィゼーションが効いているのはさすがであります。
7月15日土曜日(その1)
午前9時半ころ目が覚める。 午前中に英会話の予定を入れているが、まだ体に疲れが残っていて行くのがだるく感じられた。 今日はどんな先生にあたるのかなあ? ツッコミの厳しい人だといやだなあ……。 とテンションはかなり低かった。 受け付けで出席の手続きを済ます。 「今日は4番の教室でアレックスです。」 なに!?アレックスですと!! 先週に引き続きキレイな女性とご一緒できるなんて! 心の中でガッツポーズ! 来るまでの足取りがやたらと重かったのに、とたんにやる気が出てきた(^-^;)。 我ながらゲンキンなものである。 いったい、誰がどのようにしてその日の担当を決めているのだろうか? 決定権は誰が握っているのだろうか? 謎は深まるばかりである。
今日の彼女は白いシャツに黒いスカートという出で立ちだった。 先週よりも美しく見えた。 笑顔が爽やかでとても魅力的。 彼女の青い目を見つめながら話していると、どきどきしてくる。 今回のテーマは"〜have to do"、"〜had to do"の言い方について。 彼女の英国的発音にやや苦戦するも、なんとか無事レッスンをこなすことができた。 ゆるげんは幼少のころからアメリカ英語に慣れ親しんできたので、イギリス英語がちょっと苦手である。 彼女も授業終了のチャイムがなってからも、最後まで熱心に説明してくれる。 やっぱそうこなくっちゃ。 彼女の帰り際に思いきって"Where are you from?"と聞いてみた。 そういえば、彼女の場合生徒には自己紹介させるくせに、 彼女自身についてはほとんど語らないのだ。 フェアじゃないから聞いてもバチは当たらないだろう。 彼女は"English!"と答えた。 英国出身と解釈していいのかな? これでひとつ謎が解けた。 また機会があったら、彼女について少しずつ斬り込んでいきたいと思う。