- 飛行機三昧の休日 成田編(2000年4月30日)
- うーむ。すっかりこのコーナーの更新がご無沙汰になってしまった。
成田空港へ飛行機を見に行ったのは、たしか3月半ばのことだったと思う。
だいぶ記憶が薄れてしまったが、思い出せる限り書いておきたいと思う。
空港へはクルマで行った。土曜日だったけど意外に道は空いていて、割と楽に行けた。
東関東自動車道の成田空港インターで降りると、検問が待っていた。
まだこれやっているのね。ただ飛行機を見に行くだけなんだけど、
怪しまれてはイカンと思い、一応「お出迎えでーす!」と笑顔で嘘ついておいた。
クルマの荷台は調べられず免許証の提示だけであっさり通された。
ヨカッタヨカッタ。メデタシメデタシ。
どうやら係員は人の顔で判断しているようだ。わしは悪いことするような顔には見えないもんね。きっと。
「どこの何便のお出迎えですか?」とつっこまれたらやばかった(苦笑)。。
成田は第1と第2のターミナルに分かれていて、両者はかなり離れた場所に位置している。
どっちにいっていいかわからなかったので、カンでとりあえず第1ターミナルの駐車場にクルマを停めた。
実はこれが大正解だった。
第一ターミナルの展望台でないと、飛行機の離発着の瞬間が見えないのであった。
第一の北ウイングには新しいお店がいっぱいできていた。まだ出来立てという感じだった。
南ウイングは目下工事中で立入禁止となっていた。
屋上は風がちょっと強くて、まだ寒かった。
コーヒーとサンドイッチをいただきながら展望台のベンチに座り、
エアバンドを聞きながら飛行機をウォッチング。
さすがに国際線がメインの空港だけあって、あらゆる国の飛行機が見られて楽しい。
飛行機のデザインも多種多様である。
管制塔と飛行機の交信も、そのお国の訛りがあって味わい深かった。
やはり、JALとANNの機数が圧倒的に多かったけれど、海外勢では大韓航空、ノースウェスト、ユナイテッドの数が目立っていた。
羽田では離陸と着陸を別々の滑走路で割り振られていたけど、成田には滑走路が1本しかない。
過密スケジュールの離発着が1本の滑走路で、果たしてどのように裁かれているのか興味津々だった。
3、4機連続で離陸・着陸する場合もあれば、離陸・着陸が交互に行われることもあった。
1機がタッチダウンしたかと思うと、上空にはすでに次の飛行機が着陸すべく向かってきているのが見える。
滑走路の脇には、これから離陸しようとする飛行機が列をなして待っている。
いやはや、綱渡り的な状態である。
一瞬、自分の耳を疑うような場面があった。
滑走路の真ん中にこれから離陸を開始する飛行機が堂々と停まっているというのに、
管制塔は降りてくる飛行機に対して"Continue approach(進入を続行せよ)"の指示をだしているのである。
ひえー!離陸する飛行機がモタモタしていたらぶつかっちゃうじゃん!?
もし、アクシデントが生じて間際に離陸できなくなったら、いったいどうするのだろう?
離陸する側の飛行機に乗っている乗客は、よもや真後ろから別の飛行機がぐんぐん降りて近づいていることなど知る由もない。
もちろん降りる側の乗客だって、飛行機がまだいる滑走路にぐんぐん降りようとしていることなど、、、
あっ、でもたまに機載カメラから降りる様子を写して、機内のスクリーンで見せる場合もあるよなあ。
飛行機が映っていたらおっかねえだろうなあ。などと一人でヤキモキしてしまった。
心配をよそに無事に飛行機は飛び立ち、何もいなくなった滑走路に無事別の飛行機が降りた。
ずいぶん恐ろしいことやっているなあと驚いてしまった。
ひとつ感動したのは、ユナイテッド890便の声が女性だったこと。
なんと女性が国際線のパイロットをやっているのだ。
彼女の声は自信に満ちあふれ、とても安心感があった。
アメリカは進んでいるなあ。日本はまだまだ遅れているなあと思わずにはいられなかった。
航空自衛隊の輸送機で女性パイロットがけっこう誕生しているけれど、
日本の戦闘機や定期便ジャンボの分野ではまだその存在を聞いたことがない(いらっしゃったらごめんなさい)。
アメリカでは女性の戦闘機パイロットがうじゃうじゃいる。
日本人女性がどでかいボーイング747を飛ばす日がくることを期待したいものだ。
- 飛行機三昧の休日その3(2000年4月5日)
- 羽田へ飛行機を見に行ったときのつづき。こぼれ話し編
★ 横浜から京急に乗って空港へ行ったのだが、蒲田駅でつまずいた。
蒲田で違うホームへ渡って空港行きの電車に乗り換えなくてはならないのだが、これがクセモノだった。
これから空港へ行く電車と、空港からやってくる電車が同じホームを使っているのだ。
発車のベルが鳴っていたので、とりあえずそこにいた電車に飛び乗ったら、なんとなく様子がおかしい。
車掌が「次は平和島、平和島」とアナウンスしてる。
顔面真っ青。見事反対方向の電車に乗ってしまった。
平和島で降りて泣く泣くUターンして空港へ向かったのであった(; ;)ホロホロ。
★ ビッグバードに立ち食い軽食のお店があって、そこのビーフカレーが美味い。
JASの出発カウンター方面にそのお店はある。
JAS機に乗って出張へ出かけるときに、よく利用していたものだ。
肉がごろごろ入っていて700円也。
最初の二口くらいは甘く感じられるけど、あとから辛さがやってくるタイプ。
ランチをここで久しぶりにいただいた。カレーは相変わらず美味しかった。
★ ビッグバードの真ん中あたりでビールの試飲会が行われていた。
電車で行ったので遠慮なくいただく。
ビッグバード内を端から端まで探検し、その真ん中を通るたびに1口ビールをもらってしまった。
広い建物の中を歩いていると、結構いい運動になって喉が渇いた。
たぶん5杯くらいいただいてしまったので、ほろ酔い気分になってしまった。
★ おみやげに名物(?)のシフォンケーキを買った。
テレビで取り上げられたとかで、お店には行列ができていた。
先ほどのカレーを食べたあたりにも同じお店があった。
こちらは建物の端にあるためか、あまり知られていないらしく、
並ばずにすぐ買うことができた。500円也。
ただスポンジケーキのなかに生クリームが入っているだけで超シンプルなものでした。
並んでまで買う価値があるかどうかは疑問(^-^;)。
★ レシーバーで一番聞きたかったのは、離陸の場面。
飛行機がターミナルから空港内の通路を通って滑走路へ赴き、
飛び立つまでにいくつかの周波数をハシゴする。
デリバリー→グラウンド→タワー→デバーチャーへとバトンタッチしていく様子を実際に確かめてみたかった。
タイミングが悪いらしく、最初のデリバリーの周波数での交信が掴めなかった。
帰る間際にようやっとデリバリーでのやりとりをキャッチできた。
デリバリーで出発許可がおり、グラウンドで滑走路までの道のりが案内される。
タワーで"Cleared for take off.(離陸を許可します)"の一声でようやっと飛び立てる。
実際に、この一声のあとすぐに飛行機がスルスルっと滑走路を走り出すのだ。
思いっきり感動してしまった。
ちなみに自分が聞いたときは女性の管制官が離陸の許可を出していた。
たいしたものですね。
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