★ June 1999 ★
- Sohoman/Tangerine Dream
- '82年オーストラリア・シドニーにおけるライブ。
メンバーはEdgar Froese、Johannes Schmoelling、Cris Frankeの3人。
聴き所はなんといっても"Logos Part One"。繰り返される切ないメロディがなんともいえぬ哀愁を誘う。
'83年にリリースされたライブアルバム"Logos"にも同曲が収録されているので聞き比べてみると面白い。
'90年代の彼らとはちがって、やや無骨な感じの音が楽しめる。来年にも他のライブ音源がリリースされるようなので今から楽しみ。
- Curious Goods/Lana Lane
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- Early ELO (1971-1973)/Electric Light Orchestra
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- Live At Wembrley 1978/Electric Light Orchestra
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- Flash/Jeff Beck
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- Wired/Jeff Beck
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- Blow By Blow/Jeff Beck
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- Cosa Nostra Beck-Ola/Jeff Beck
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- Rough And Ready/Jeff Beck
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- 4/Foreigner
- '81年発表の4作目。大ヒットナンバー"Juke Box Hero"、"Waiting For Girl Like You"を収録。
後者の妖しいシンセの音がなんともいえず素晴らしい。
- "RIT"/Lee Ritenour
- 耳から耳へするりと通り抜けてしまうヴォーカルが邪魔だあ。
リトナー先生のギターをもっと聴きたいぞ。ギターが目的の人は買ってはイケマセン。
- Hello, I Must Be Going!/Phil Collins
- '82年発表のソロ2作目。大ヒット「恋はあせらず」を収録。
"You Can't Hurry Love"といえば、ダイアナ・ロスを擁するシュープリームスがオリジナルなのだ。
ベストヒットUSAを見だした頃を思い出して感慨深いモノがありました。
- Ramones/Ramones
- '76年発表のデビュー作。邦題「ラモーンズの激情(^_^;)」。いい味だしてるなあ。ぷ。
シンプルでとてもわかりやすい音楽ですね。歌詞もヒジョーにわかりやすい。
- Euphoria/Def Leppard
- ヴィヴィアン・キャンベルの加入が果たして正解だったのかどうか。
今回の作品を聴いてもよくわからなかった。
今の彼がおかれている状況を良くいえば、デフレパの音楽に完全に溶け込んでいる。
悪くいえば、デフレパの世界に埋もれてしまってどこにいるのかわからない。
初期のDIOではギラギラと輝いていただけに、今の彼には歯がゆい思い。
ギターソロは卒なく決めているけれど、作曲能力では今は亡きスティーブ・クラークに遠く及ばない。
"Love Bites"路線のバラードを望むのは、この期に及んでもう無い物ねだりなんだろうな。
ん?でも、アルバム自体は捨て曲なしで良くできた作品だとおもいます。
- ウラBTTB/Ryuichi Sakamoto
- 「リゲイン」のCM曲、筑紫哲也の「ニュース23」のテーマ曲(ピアノ・ヴァージョン)、映画「ぽっぽや」のテーマ曲(ピアノ・ヴァージョン)を収録。
これを聴いて疲れを癒しましょう。教授のピアノは柔らかくてやさしい音ですな。ピアノって誰が弾いても同じ音がしそうな楽器だけど、実は違うんですね。
弾く人によってガラリと音が変わるのですね。改めて実感しました。
- What A Blast/Tangerine Dream
- 企画ものビデオのサントラらしい。ドラムス・パーカッション系の音が今回はかなり凝っているような気がした。
'80年代っぽいシンセの音をあえて多めに使ったのかな。
斬新さよりも懐かしさを感じさせる音作りが、かえって新鮮に思えた。
- Ballad Collection/Lana Lane
- バラードばかりを集めた企画アルバム。オリジナルの他にELOやTHE BEATLESのカヴァーも収録。
個人的には新作の"Queen Of The Ocean"よりもこっちの方が好き。
"Stardust"が素晴らしかった。久々に心が洗われるような美しい曲を聴かせていただたような気がする。
"Accross The Universe"に関しては聴く前とても不安だった。
というのもTHE BEATLESのカヴァーはいろんなアーティストが手掛けているけど、大抵はがっかりさせられるので。
でも今回のLANA LANEはよくやってます。これはいいです。この曲の美しさを十二分に引き出しています。
- Love Is An Illusion(1998 Version)/Lana Lane
- 1995年発表のデビュー作をリマスタリングし、新たにボーナストラック3曲を加えたもの。
このバンドはあくまでもキーボードとLanaのボーカルが主人公。
ギターが恐ろしく凡庸でつまらないフレーズを弾いているのが気になった。
リフにしてもソロにしても、これらの主人公に対して遠慮しているのか?それとも遠慮させられているのか?
ものすごく期待していたのだが、おかげで意外にも地味な作品だったというのが率直な感想。
ジョン・ペトルーシのようにとは言わないまでも、
キラリと光るギターがあちこちに散りばめられていたら、もっとメリハリのある聴き応えのある作品になっていたことでしょう。
- Emily Bronte's Wuthering Heights/O.S.T.
- 教授が手掛けたサントラ。邦題:「嵐が丘」。
すでに廃盤になってしまったようで某CDで店頭在庫をあやうくゲットした。
終始後期のマーラーかブルックナーのような陰鬱なムードが支配している。
シリアスな雰囲気に浸りたいとき聴きましょう。
- Yellow Metal Orchestra/Metal Service
- 怖いモノ見たさで買ってしまった。YMOをメタルで再現というアイデアはものすごくいいと思う。
だけど、どーせやるならもっと徹底的に遊んで欲しかった。オリジナルに対する遠慮が見えてしまってつまらない。無難な線に落ち着いちゃってるのね。
あと、メタル化するにも、よそのバンドのコピーになってしまっているがちょっとつらいね。
タネも仕掛けも見えている手品を見せられているようで白けてしまう。
特に、「MASS」→UFOの「Doctor Doctor」まんまってのは痛かった。「胸キュン」はモトリー・クルーだし、「Nice Age」はAC/DCだし、他にも挙げればキリがないけど。
「胸キュン」はいっそのことDeath Metalにするとか、「MASS」を徹底的に暗いDoom Metalにしちゃうとか。「Key」なんかはゴリゴリのスラッシュにしたほうが格好いいよ。
やりようによっては、もっと面白いアルバムに化けた可能性があるだけに残念だったね。
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