Impulse Buying
CD衝動買い

バックナンバー#10

2002年3月〜4月

★ April 2002 ★

Human/Death
'91年発表の4作目。彼らの最高傑作はこの次の"Indivisual thought patterns"だと個人的に思っているんだけど、そこへ到達するためのヒントをこのアルバムで得られたのではないかと想像している。 1曲の中に惜しげもなくたくさんのリフを詰め込んでくるあたりサスガです。
Human
Down II/Down
Panteraのヴォーカリスト、フィル・アンセルモのプロジェクト。 相変わらず咆えまくっているフィルだけど、パンテラのときとは違って肩の力が抜けているというかリラックスして楽しんでいるさまが窺えます。
Down2
Planet Panic/Pretty Maids
いやあ、すごいっす。老いてますます盛ん。 今回の新作も刺激満載。 浜健さん(笑)のギターからものすごいエネルギーが伝わってきます。 チューニングをものすごく下げているんだけど、 これは今のトレンドなんですかね。 元気が出るアルバム。
Planet Panic
Minha Vida Como Um Filme/Ryuichi Sakamoto
ほとんどアンビエント。音の断片というか切れ端が延々と続く。 どういうシチュエーションで聞くのがふさわしいのだろう? ドライブのお供に向かないのは確か。 瞑想する趣味はないしねえ。 でも、こういうの好き。
Minha Vida Como Um Filme
First Strike Still Deadly/Testament
"The Legacy"、"The New Order"の頃の代表曲をセルフ・リメイク。 元メンバーのアレックス・スコルニクも参加しメロディアスなリード・ギターを披露。ジョン・テンペスタのドラムスがタイトで気持ちいい。 チャック・ビリー氏の具合が一日も早くよくなってくれることを祈ります。
First Strike Still Deadly
Travering Wilburys V0l.3/Travering Wilburys
ジョージ・ハリソン、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、トム・ペティによる覆面プロジェクト。ロイ・オービソンの姿がなくなっちゃってるのが寂しい。ジェフ・リンがThe Beatlesのアンソロジーで"Free As A Bird"や"Real Love"をプロディースしたのもこのへんのつながりからでしょうね。
TW3
Listen To The Light/Zeno
もしトミー・ハートが歌っていたら、完全にFair Warningでした。 っていうか彼に歌って欲しかった。
Listen To The Light
Begin Here/The Zombies
"She's Not There"と"Tell Her No"を聴きたくて衝動買い。 物心つく前から彼らの音楽を聞かされて育ったんだけど、 いったいどんな人たちが歌っているのだろう?と幼心に思っていた。 うちにあったレコードのジャケットはすでに紛失していたのです。 あれからン十年経っていよいよ再会! いやはやこんなルックスの方々だったんですね。 ほんと久しぶりに聴くことができて目からウロコでした。
Begin Here

★ March 2002 ★

I Get Wet/Andrew W.K.
BURRN!誌のレビューで96点もついたので、 ついつられて買ってしまった。 音楽そのものは超能天気。 いやはやとにかく徹底してます。 あっぱれ!あっぱれ!ヨは満足じゃ。
I Get Wet
Waking The Fury/Annihilator
ジェフ・ウォーターズが使用アンプを変えて以来、音作りにずーっと試行錯誤しているような気がする。ここではディストーション系のエフェクターでビンビンに歪ませちゃってる。マーシャルの音がイチバン合っているように思うんだけど。。。
Waking The Fury
1919 ★ Eternal/Black Label Society
オジー・オズボーンの"Down To Earth"では、作曲に関わっていないせいかまるっきり覇気が感じられなかったザック・ワイルドだけど、 ここではノビノビと弾きまくっています。 サバス的なリフが出てきたりすると思わずニヤリ。
1919 ★ Eternal
Crush+Live From Osaka/Bon Jovi
大ヒットアルバム"Crush"にライブCDがついて2枚組み。 彼らはこの作品でThe Beatlesになりたかったのだと思う。 楽曲のあちこちにビートルズ・フレイバーを発見できるのだ。
Crush
The Sound Of Perseverance/Death
2001年12月13日に脳腫瘍でこの世を去ってしまったチャック・シュルディナーが率いていたDeath。彼らが'98年に発表したアルバム。 デス・メタル系のバンドはいっぱい存在するけれど、 自分はこのバンドに一目置いていた。 確かなテクニックと演奏力、しっかりと計算しつくされた楽曲・構成力でずば抜けた存在だった。惜しい人を亡くしたものです。 Judas Priestの"Painkiller"のカヴァーはかなり意表。
The Sound Of Perseverance
Shadowlife/Dokken
中古で500円ほどだったので怖いもの見たさで買ってしまった(汗)。 オリジナル・メンバーで再結成したのを自分はぜんぜん覚えていない。 それだけ話題にならなかったんだよ、きっと。 犬猿の仲のジョージとドンがいったい何のために再びタッグを組んだのか? この作品を聴いてもまったくその理由が見出せないのであった。
Shadowlife
Live Accoustical Intercourse/FM

Live Accoustical Intercourse
Weight Of The World/Harem Scarem

Weight Of The World
Hughes & Turner Project/Hughes & Turner Project
Deep Purple、師匠つながりのシンガー、グレン・ヒューズとジョー・リン・ターナーのコラボレーション。彼らの持ち味がそれぞれ最大限に活かされている。ゲストでポール・ギルバート、ジョン・サイクスが参加。 この二人が全面的に弾いてたらもっとすごいアルバムになっていたことだろう。
Hughes & Turner Project
Rock In Rio/Iron Maiden

Rock In Rio
System X/Impellitteri
ロブ・ロックが脱退しグラハム・ボネットがバンドに復活。 さすが!と思わせてくれるパワフルなヴォーカルを展開している。 しかし、グラハムのままで次のアルバムがありえるかどうか? はちょっと疑問に思った。クリスのギターは相変わらず硬質。
System X
Tin Drum/Japan
YMO関連のアーティストとしてずうっと昔から気になっていたバンド。 今回初めてまじめに聴いてみたんだけど、デヴィッド・シルヴィアンのうねうねしたヴォーカルは好き嫌いがわかれるだろうな。 彼らの妖しい魅力にとりつかれた人にはたまらない存在だと思う。
Tin Drum
Always Never The Same/kansas

Always Never The Same
Rude Awakening/Megadeth
2001年11月のアリゾナ公演を収めた2枚組みライブ。 "Wake Up Dead"とか"Peace Sells"など昔の曲もやってくれているのが嬉しい。この頃の曲のリフを聴くとゾクゾクします。ライブ・アクトには元々定評のあるバンドだけに素晴らしいショーを聞かせてくれる。アリ・ピトレリのリズム・パートがほとんど聞こえないのが残念。どんなプレイをしてくれるか楽しみにしていただけに。あと、デイブ・ムステインのヴォーカルはカリズマ性がすごいです。
Rude Awakening
Ringo/Ringo Starr
正直いってしまうと、アルバム全部リンゴのヴォーカルっていうのはきついっす。うひゃあ!リンゴ・ファンに怒られる〜。The Beatlesのメンバーのソロ作品のうちリンゴのだけは聴いたことがなくて試しに買ってみたんだけど。うむむ。
Ringo
Comica/Ryuichi Sakamoto
未発表曲やこれまでCD化されなかったCMソングなどを収録したアルバム。アンビエント色の濃い曲もあるので万人向けとは言いがたい。
Comica
Song Of Silence Live In Japan 2001/Sonata Arctica
フィンランド産の様式美メタルのホープが早くもライブ・アルバムをリリース。2001年の渋谷公演の模様が収められている。オリジナルなアルバムはまだ2作しかリリースしてない彼らだけど、まったく不安を感じさせない。 これからがものすごく楽しみだと思わせてくれる数少ないアーティスト。 音質がいいのもポイント高い。熱くなってくるヨ。
Song Of Silence Live
Near Dark(OST)/Tangerine Dream
渋谷でたまたま見つけた。 この映画自体にはぜんぜん興味なくて、あくまでもTangerin Dreamの音楽が目的で買った。ただでさえ頻繁にオリジナル作品を発表しているのに、 サントラもけっこうやっているから油断も隙もありゃしない。 彼らの旺盛な創作意欲に頭が下がるばかり。
Near Dark
Replugged Live/Tesla
90年代後半にいったん解散してしまったのだが2001年に再結成。 このときの再結成ツアーを収録した2枚組ライブアルバム。 彼らの代表曲が卒なく網羅されているのでベスト盤的にも楽しめる。 ただし音質がチープなのが玉に瑕。 ドラムスの音がもうちょっとしっかり出ていれば、ぜんぜん印象がちがうのにな。
Replugged Live
Intuition/TNT
彼らの最高傑作といえばやっぱこれでしょ。 欧州メタルのお手本とも言うべき作品。 美しいメロディラインとツボを押さえた楽曲で日本人のハートをしっかり掴んで離さない。ゲストでバック・ヴォーカルに参加しているジョー・リン・ターナーがピリっと効いている。あと、キーボードが素晴らしいっす。 HR/HMにおけるキーボードのありかたに新たな可能性を示したといっても過言ではない。とにかくオシャレ!
Intuition
Odessey And Oracle/The Zombies
"Time Of The Season"を聴きたくて衝動買い。 この曲はまったく古くなってません。未だに斬新! アルバムのステレオ・モノラル両バージョンが収録されている。
Odessey And Oracle